長年着られる喪服だけど、”今”ふさわしいか見直してみたい。
20代の頃に揃えた喪服も、妻になり母になった今着てみたら、なんだか少し野暮ったく見えたり、サイズ感が合わなかったり…。
かといってどんな喪服を選べばいいのかわからない。今回はそんな方に向けた30代・40代にふさわしい喪服の選び方を解説しています。
■1位:組曲 NOIR
■2位:東京ソワール
■3位:ピールスローリー
■4位:セシール
■5位:ユナイテッドアローズ
■6位:ドレステリア
■7位:アルディー ノアール
■フォーマルバッグブランド
■黒フォーマルパンプスブランド
■パールネックレスの人気ブランド
大人女性の喪服選びは「シンプルなデザイン」「老けて見えないシルエット」「座ったときでも膝が隠れる丈感」の3つが重要ポイント。
デザイン&シルエットはシンプルなものがおすすめ。母になると親族だけでなく、子どもの関係で参列などといったシーンも出てきます。そんなとき、華美なデザインや、肩がしっかりとしたシルエットだと老けた印象に見えることも。
いつもは素敵なのに、喪の場では急に老けたなんてんらないように極力シンプルめで揃えておくと安心です。
スカートスーツはインナーに悩むので、ワンピーススーツのほうがオールシーズンスマートに着こなせます。ワンピースは半袖で袖丈が短かったり、透けていたりすると1枚では着にくくなるので、1枚でも安心して着られる「透け感のない長袖・五部袖」が安心です。
30代・40代で最も気をつけないといけないのはワンピースやスカートの丈感。「座ったときに膝が出ない」というのが大人のマナーなので、この機会に見直してみて。ストッキングは厚手の黒タイツより、シアーなタイプタイプが式にはふさわしいです。
バッグと靴はマットな質感で、デザイン性が強いものはなるべく避けたいですね。靴はトゥがとがりすぎていないもの、バッグはシンプルに徹したレザーやマットな布製が最適です。喪用のハンカチや袱紗、数珠なども一式セットで用意しておくと安心です。
■『喪服』シンプルな長袖~五分袖&座ったときに膝が出ないもの。
■『ストッキング』シアーなタイプ
■『バッグ』シンプルなレザーor布製
■『靴』トゥがとがりすぎていないもの
30代・40代になれば喪の場面も親族だけにとどまらず、旦那さまのお仕事関係や、ママ友の関係、お仕事ママなら会社関係までシーンも幅広くなり、妻、母としてのきちんと感が求められるように。
そんな多様化する喪のシーンに対応できるのはデザインが限りなく削ぎ落とされたノーカラージャケット&1枚でも失礼にあたらず安心して着られる5分袖ワンピースです。
「喪服=百貨店」というイメージは未だに根強いですが、今はお馴染みのブランドでも購入できます。さらにシンプルなデザインなら30代に限らず40代になっても着ることができます。
画像出典:https://crosset.onward.co.jp/
仕事もプライベートも大切にするオトナ女性に向け、ガーリーでカジュアルなスタイルを提案する「組曲」のブラックフォーマルライン。
豊富なパターンを取り揃えており、自分の好みに自在に組み合わせできるのが嬉しい。
100票(27%)
画像出典:http://www.soir.co.jp/
1969年創業。ブラックフォーマルのパイオニアとも言うべき日本の老舗で、オリジナルブランドをはじめ、ランバンやELLE、INDIVIなど有名ブランドのフォーマルウェアも取り扱っています。
81票(22%)
画像出典:http://peelslowly.jp/
ひねりのきいた上品さの光るブラックフォーマルが魅力のピールスローリー。
シンプルなスタイルの中に少し遊びを入れた、フォーマル使いからデイリーにもマッチする「リアルクローズなフォーマルウェア」を提案しているブランドです。
59票(16%)
画像出典:http://www.cecile.co.jp/
予算1万円台で大人の喪服を購入したい場合は、30代~50代の主婦を中心に人気があるカタログ通販ブランド「セシール」が実は賢い選択なんです。
時々しか着ないものだから安く済ませたい…そんな方にもおすすめなコスパの良いブラックフォーマルを取り揃えています。
40票(11%)
画像出典:http://www.united-arrows.co.jp/
上品スタイルとスーツが得意なアローズは、ブラックフォーマルでも「安心のきちんと感」が手に入る穴場的な存在。学校行事などでもキレイなお母さんを演出してくれます。
37票(10%)
画像出典:https://www.world.co.jp/
トレンドに左右されない、クラシカルで上質なスタイルを提案するレディースファッションブランド。
カジュアルを中心にフォーマルやオケージョンハレの日までしっかり抑えた、30代・40代の主婦ママさんの愛されブランドです。
33票(9%)
画像出典:http://hardynoir.jp/
フォーマルからカジュアルまで「ブラック」だけを提案する2016年デビューの新ブランド。ブラックフォーマルでも品があるのに今っぽいデザインが特徴です。
24票(5%)
30代、特に40代以降は葬儀に参列する機会がなにかと多くなります。急な知らせでも“間に合わせ”にならないように、きちんとした喪服や弔事用の小物類を一式そろえておくのがおすすめです。
お悔やみの気持ちを表す場ですから、服装も立ち振る舞いもマナーを守ることを最優先にしましょう。
黒もしくは地味な色で、デザイン的には半袖ワンピース+ジャケットのアンサンブルが無難。女性らしさがあり、シンプルなデザインのものを選びましょう。
背が高い人は、Vラインの深めのものを選ぶとすっきり見えます。背の低い人は定番のラウンドカラーのものがおすすめです。パンツスーツも現代では礼服に準ずるものと考えられるようになったので問題ないでしょう。
■メイク
基本は薄化粧。昔は「方化粧(かたげしょう)」といって口紅を使わないしきたりがありましたが、現在ではナチュラルな化粧をするのは最低限のマナー。色や下地を控えめにして、口紅は薄く塗る程度に。ノーメイクは失礼になります。
■ヘア(髪型)
髪をおろして肩を超える場合はまとめる。どうまとめてもいいけれども、ふわっとさせないこと。ぴちっとしていれば、ハーフアップでもOKです。ヘアアクセは黒で光沢のない地味めのものを選んで。
■アクセサリー
結婚指輪以外はつけないのが基本です。正式にはアクセサリーはつけませんが、身につけていいのは、白や黒の真珠やオニキスの一連ネックレス、一粒イヤリングなどです。二連は重なることを嫌う弔事ではタブーとされています。
■スカートの丈
くるぶしが見える丈までOK。反対にあまり短いものは動きにくい上、ほかの弔問客に不快感を与えかねないので注意。ワイドパンツはNGです。ベーシックなパンツスーツに。
■バッグ
基本は黒で光沢のないシンプルでベーシックな専用のものを。スエードを含むリアルレザーはどんなものもNGです。また、荷物を入れられるサブバッグがあると便利。色が黒系であれば、素材は何でも大丈夫。
■ストッキング
肌を露出しないことが基本なので、素足は失礼になります。必ず黒か黒に近い色のストッキング(30デニールまでOK)を着用。透けない厚手のタイツはNG。
■シューズ
バッグ同様、黒(紺など目立たない色も可)でリアルレザー(スエードを含む)以外の素材のもの。ツヤのないフェイクレザーはOKです。金具が付いているものはダメなので、専用のものを用意しておくべき。ヒールの高さは問わないが、カジュアル過ぎるもの、ミュール、サンダルなどはNG。
正装としての礼服はサイズが重要。少しゆとりがあるものが上品。
着丈のお直しはもちろんですが、動作を考慮して体のラインが出すぎないシルエットに作られているので、日常着の感覚で選ばず、試着時に座ってみたり、お辞儀してみたりして確認することをおすすめします。
また、最近は夏場の猛暑対策にもなるジャケットを着ているように見える“トリックドレス”というデザインのものもあります。
[左から] 黒いハンカチはスカート丈が気になる時に膝にかけてもOK。1200円、ふくさと合わせて念珠入れもあると便利。3500円、ネイルを外せない場合に用意しておきたい手袋。3500円(すべて伊勢丹新宿店)
中学生や高校生は男女ともに学校の制服があれば、制服が正式礼装となります。制服がない場合は、黒や紺などの地味な色合いの服装にします。
夏は白いシャツやブラウスに、黒や紺、グレーなどの地味な色のズボンやスカートでよいでしょう。遺族で制服を着用しない場合は喪章をつけます。
小学生や幼児は白いシャツやブラウスを用意し地味な服装にします。幼稚園の制服があれば、制服を着せます。靴はできるだけ黒を、靴下やハンカチなどは白か黒を用意します。
赤ちゃんもできるだけ飾りのない地味な服を着せます。
喪主を務める場合は、黒紋付が定番ですが、洋装でも構いません。ブラックスーツではなく、基本の「喪服」のブラックフォーマルであること。年配者を除いて、パンツも避けたほうがいいです。
お通夜、告別式、お別れの会など、どれに参列するかはふだんのおつきあいによって変わります。親族でもつきあいがなければ親だけが行くケースも。会社や友人関係はお通夜、葬儀のどちらかで大丈夫。お別れの会はサブ的なものになりますが、あらかじめお別れの会に来てほしいと言われている場合はそちらに行くこと。
■お通夜
お通夜は「とりあえず」駆けつけるもの。数あるマナー本では、服装は喪服でなくても平服で大丈夫だとされていますが、お通夜に参列されたことのある方はご存知のとおり、ほぼ喪服以外は見受けられません。
■葬儀告別式
お通夜の場合と同じです。葬儀の場合は駆けつけることはないので、余裕を持って服装の準備ができます。
■お別れの会
一般的に「平服でお越しください」と案内状が届くので、喪服は避けたほうがいいでしょう。ただし普段着でなはく、黒や紺など地味めな色合いのスーツ、ワンピースが無難。靴やストッキングもできれば黒っぽいものに。服装の指定がない場合も、同程度に考えてよいでしょう。
■家族葬
基本的に身内やごく親しい知人を中心とした葬儀。あらかじめどのような服装にするか話し合っておくとよいでしょう。ただし基本は一般的な葬儀の服装になります。
キリスト教では、人の死は終わりではなく神のもとに召されることと考え、葬儀は神に対する感謝、故人を懐かしむ儀式です。「安らかなお眠りをお祈り申し上げます」という言い方が一般的です。
※基本的には会場の人の案内にしたがいましょう。
1.受付
係の人に深く一礼し、「この度はご愁傷さまでございます」と一言お悔やみの挨拶をする。香典を渡し、記帳を済ませたら、「お参りさせていただきます」と述べて一礼する。お通夜に参列している場合でも、告別式の際に再記帳するのが礼儀です。
2.案内に従い会場へ
3.焼香する
順番が来たら焼香します。焼香は自分のペースでして大丈夫。親族に軽く目礼 → 焼香 → 親族に軽く目礼します。
4.順路に従い会場から退出
■通夜ぶるまいについて
通夜式が済んだあと、親しい人が集まって軽い食とともに思い出を語り故人を供養するために設けられた席。主からすすめられた場合は、ひと口でも箸をつけるのがマナー。また、喪主からすすめられない場合は勝手に席に上がってはいけません。宴会ではないのでお酒もほどほどにし、一般的には早くて15~30分程度、長くても1時間程度で帰るようにします。
■お通夜と告別式のどちらに行くべき?
本来的には告別式が正式ですが、昼間に行われることが多いので、仕事など休めない場合はお通夜のみで済ませてもOKです。
■献花について
関係性によって前に出すぎるのがためらわれる時は断っても大丈夫。「お花をどうぞ」と言われたら「こちらでお別れさせていただきますので結構です」と答えればOKです。
直接声をかけるのはNG!
厳粛なお別れの場。目礼する程度にとどめておくのが無難です。それだけで相手に気持ちは伝わるもの。
ご挨拶は受付で
受付でお香典を出す時に受付の人に一言お悔やみのご挨拶を。親族や身内に挨拶するのは控えて。通夜ぶるまいの時に話すのはOKです。
群れない、騒がない
会場で親しい人に会った時、不用意におしゃべりを始めないこと。会場を出てからも大きな声で話したり、笑ったりしてはいけません。
通夜だけに参列する場合は、通夜に持参します。葬儀告別式に参列する場合は、いずれかに持参します。一般的には通夜、葬儀両方に参列する場合、通夜に持参することが多いですが、地域により習慣が違うこともあるので、地域のしきたりに詳しい人に聞いておきましょう。
正式には薄墨の毛筆とされていますが、そこまで気にしなくて大丈夫。一般的なサインペンでOKですが、ボールペンや万年筆など細字のものは避けること。
お札は顔を裏側にし、下に顔がくるように納めます。しわくちゃのお札は失礼にあたるので、きれいめのものか、新札に折り目をつけて入れましょう。
家族
喪主以外の人は喪主に対して香典を出すのが基本です。
▶ 祖父母
結婚して家庭を持っている孫は同居/別居にかかわらず出す。独身の場合は、喪主が自分の親になり、喪主側になるので香典は出しません。
▶ 夫が亡くなり喪主を子どもが務めた場合
残された妻は香典を出しません。
▶ 親が亡くなり、同居している自分が喪主を務める場合
香典は出しません。
▶ 親が亡くなり、同居している兄弟姉妹が喪主を務める場合
その他別居している兄弟姉妹は香典を出します。
親族
結婚して所帯を持っているかが判断の基準になります。結婚している場合は、親と同居している、していないにかかわらず香典を出します。
独身の場合は、親と同一と考えて出さなくても差し支えありませんが、社会的な地位がある人などは出すのが一般的。ほとんどつきあいのない親戚の場合は、親が家の代表として出すので必要ないでしょう。
上司、同僚など会社関係
勤務先の上司、同僚、部下やその家族が亡くなった場合は香典を包みます。出すか出さないかは、相手との関係性で決まります。
友人、知人
友人知人の場合も、同じくその家族が亡くなった場合は香典を包みます。出すか出さないかは、相手との関係性で決まります。
親 ▶ 10万円前後
兄弟姉妹 ▶ 3万~5万円
おじ・おば ▶ 1万~3万円 ※親が出す金額より少なめに
会社関係 ▶ 5千~1万円 ※自分が40代の場合
友人知人 ▶ 5千~1万円
バッグからふくさに包んだ不祝儀袋を取り出します。不祝儀袋を直接取り出したり、購入した時の透明の袋に入れたまま出したりするのはマナー違反です。ふくさを手早く折りたたみ、自分から見て正面に向くように不祝儀袋をふくさの上に置きます。
不祝儀袋が相手から見て正面になるように(表書きが係の人に読めるように)右向きに回転させ、「ご霊前にお供えください」と差し出します。ふくさの色は弔事では紺、グレーが一般的で、紫も用いられます。紫は弔事・慶事両方で使えるので便利です。尚、弔事は左開き、慶事は右開きで使用します。
※ふくさがない場合は小さなふろしきやハンカチで代用しても可。
故人の遺志や喪家の事情などで、香典や供物・供花を受け取らないという場合もあります。「こ厚志ご辞退」は、香典も供物・供花も受け取りませんということです。また、「供物・供花ご辞退」は、供物・供花は贈らず、香典は持参します。
この違いを理解しておきましょう。はっきり分からなくて不安なら、念のため香典だけは用意して行き、会場の様子を見て判断することが得策です。
後日、下報を聞いた時はどうしたらいいでしょう?
親しい間柄の場合は、「後から聞いたのですが」と一言添えてお悔やみの言葉を伝え、ご自宅にお参りして香典を渡します。そこまでのつきあいでなければ、お悔やみの言葉だけか、何もしなくても問題ありません。遠い関係性だったらかえって驚くかもしれません。
親しい間柄の人の訃報を半年後、一年後に聞いた場合は、故人の好物などを送りましょう。その際、ご自宅に電話をかけてお悔やみを伝え、「送らせてもらいました」と言う。「送ってもいいですか?」とは聞かないこと。
勤務先や外出先からお通夜に向かわねばなりません
制服のある職場の場合、制服は色も落ち着いていて品のよいものが一般的なので、制服で行くのがよいでしょう。派手な色が目につく場合は、グレーや黒のジャケットやカーディガンを上から羽織り、隠します。いざという場合に備えて会社のロッカーに用意しておくと安心です。
外出している場合は、予めお通夜に適した服装に配慮するか、突然の場合はファストファッションなどのお店でグレーや黒のカーディガンなどを購入して着替えましょう。ストッキングはもちろん黒。アクセサリーは外し、薄化粧にします。髪はすっきりまとめて。
受付やお手伝いを頼まれた時の注意点は?
動きやすいようにパンツスタイルで行きましょう。白か黒のエプロンを持参します。受付の場合は一般的な喪服で大丈夫です。受付をしていると知人が来た時についいろいろ話したくなってしまいますが、黙って目礼する程度にしておくこと。話したそうにされても、「また改めて」とかわして。
どうしても参列できません
喪主宛に弔電を打ちます。喪主が分からない場合は会場に聞くか、「喪主様」で送れば大丈夫です。香典を送る際も喪主宛に送ります。香典袋に入れて、現金書留で。告別式が終わってからか、時期を見計らって、お悔やみの連絡をした上で「送らせていただきました」と伝えましょう。
不測の事態で遅れそう!
お通夜の場合は、遅れて行っても大丈夫です。連絡も必要ありません。告別式は遅れて行っては意味がないので、諦める。後日お悔やみの連絡を入れて、ご自宅にお参りさせてもらうか、香典を送りましょう。
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