「かわいい色」も「おしゃれなボトル」も楽しめる♪
万年筆の醍醐味のひとつといえば、いろんな色の文字が書けることですね。
今回はカラフルで可愛い色が選べたり、インテリア級のおしゃれなボトルだったり、女性も男性も思わず使ってみたくなる「万年筆インク」を紹介しています。
文具プランナー「福島槙子さん」
①インク選びのポイント
②かわいい色が楽しめる!万年筆インク20選
絵の具のように可愛いインクは使用頻度がそれほど高くないため、少しずつ使えて場所を取らない少量サイズ(小瓶タイプ)がおすすめです。
また劣化する前に使い切れる、というのもポイントです。
インクの種類は大きく分けて「染料インク」と「顔料インク」の2つがあります。
一般的なのは染料インク、豊富な色数にくわえ濃淡の美しさを感じられるのが魅力。
マイナーな顔料インクは色数が少ないですが、水と劣化(退色)に強く、とっさの雨で濡れても“にじまない”特性を持っています。
実は一般的なインクは混ぜると目詰まりの原因になってしまうので、同じメーカーのものでも「混ぜない」のが大原則。
もし色を混ぜる場合はミクサブルインクなど「混ぜられる専用インク」を使う必要があります。
これなら絵の具のように自在に混ぜることができ、自分だけのオリジナルカラーを作ったり、変わった色も楽しめます。
「初めてのカラーインク」にもオススメ。
四季折々、美しい和の情景を色名にした大人気シリーズ。ほかにない、繊細かつ絶妙なニュアンスカラーが揃っていて、このインクを使いたいがために万年筆にトライする人もいるほど。
ボトルは「ブランドの香水瓶」のようにガラス製の上品デザイン。そして女性に嬉しい、赤系が充実しているのもポイント。ちなみに15mlのミニボトルタイプもあります。
色見本
思わず「パケ買いしたくなる」可愛らしさ♥
セーラーの人気インク「四季彩」のリニューアルシリーズ♪ 16あったインク色はそのままに、可愛いミニボトルに変更されました。
カラーは桜、金木犀、雪明りなど、日本の四季を表現したもので「品のいい色味」が特徴です。少し落ち着いた色は30代・40代の方にもおすすめ。
色見本
顔料インクなのに「可愛い色&デザイン」が◎
それまで黒色や青色しかなかった「地味な顔料インク」というイメージを覆した有名シリーズ。
カラーは彩度が高い全8色。裏抜けしにくい、退色しないという顔料インクのメリットもあって、絵を描く万年筆画家さんに愛用される一面も。もちろん筆記用にだって◎です。
丸いダンボールのパッケージ、コロンとした可愛いインク瓶、見た目でも楽しめます。
色見本
出典:https://www.ei-publishing.co.jp/
「混ぜれるインク」で一番有名です。
混ぜれるインクといえばこれが一番有名ですね。「調合キット」も売っているので、初めてオリジナルカラーを作ってみたい人にも◎。
1:1で混ぜるだけでなく、比率を変えたり、うすめ液を使って淡い色に調節することもできます。字を書くだけでなく、絵にも挑戦したくなるはず♪
色見本
飾りたくなるくらいセンスのいいボトル。
スイスの高級筆記具ブランド『カランダッシュ』を代表するインク。プリズム(光)から発想を得た全12色は、彩度の高い色味が特徴です。
また、ブランドのシンボルになっている「六角形」のオシャレなボトルは、デスクのインテリアとしても様になります。
色見本
あらゆるシーンで使える「オールマイティ」。
機能美あふれるドイツ筆記具ブランド『ラミー』のインクは、彩度が少し低く、地味すぎず派手すぎない色味。どんな紙質にも上品に馴染んで仕事にもプライベートにも活躍します。
ちなみにレトロ系のボトルにはインクだまりがあり、インクが減っても吸入しやすい工夫が。そしてボトル下部分には、吸い取り紙が収納してあります。
色見本
出典:http://www.pens-alley.jp/
「にじまず」「乾きが早い」秀逸インク。
創業当時から続く定番であり、最も人気が高い「4001」シリーズ。
乾きが早くてにじみにくい、という実用性に定評があります。カラーは濃い目でハッキリとした色味。見やすさを重視する方にも◎
色見本
奇をてらわない「大人っぽい」カラーリング。
高級万年筆ブランドの代名詞『モンブラン』のインクは昔から靴をイメージした形が特徴で、万年筆好きの方にはお馴染みのデザイン。
これはインクが少なくなっても、かかと部分にインクをためて吸入しやすいという利点があります。カラーは、深みのある色合いの染料インク9色、耐久性に優れた顔料インク2色となっています。
色見本
出典:http://blog.kingdomnote.com/
ジュエリーなカラーに一目惚れ♥
大人可愛い万年筆で人気のアメリカ筆記具ブランド『モンテベルデ』は。こちらは宝石をイメージしたインクで、ジュエリーのような透明感のあるカラーが魅力。
色の名前はルビー、サファイア、アメジストなど宝石の名前が。使い切りやすい30mlも◎
色見本
「水や色あせに強い」顔料インクでも、発色が良いです。
このインクは微粒子を使っていて、目詰まりする可能性がある「顔料インクの欠点」を極力なくしたもの。
水や光に強く、しかもなめらかな書き味を実現しており「手帳用」としても人気があります。
人気色のローズレッドは、優しさのある明るいピンク系。濃い部分はバラのように美しい発色のレッド系になり、濃淡を楽しめます。
色見本
「小ぶりで可愛い」ガラス製のインク瓶。
2016年に日本に本格上陸したドイツ筆記具ブランド『オンライン』のインク。
使い切りやすい15mlのミニサイズが特徴的で、初心者の方にも◎。カラーは淡く優しい色味の全8色。
また、それぞれインク色は同じで「香り付き」のインクも発売しています。
色見本
出典:https://www.kingdomnote.com/
「素敵な香り付き」に癒されます♡
フランス生まれのインクブランド『ラルティザンパストリエ』。こちらはジャスミン、ストロベリー、ローズなど、色によってそれぞれの香りが付いたインク。
パステルカラーを思わせる明るくてキレイな色味、そして香りの両方が楽しめます。
色見本
出典https://kobe-nagasawa.co.jp/
キラキラ「ラメ入り」がキュート♥
イギリスの老舗インクブランド『ダイアミン』が2015年に発売したインク。金色や銀入りの粉を混ぜた「ラメ入り」で、筆跡がキラキラと輝きます。
最初は10色でしたが、2017年には22色とさらにカラバリ豊富に! 手作りのクリスマスカードや誕生日カードにもおすすめです。
色見本
インテリア級のおしゃれなボトル♪
色鮮やかな万年筆で有名なイタリアブランド『ビスコンティ』らしい、はっきりとしたカラーが特徴。
ボトルは、グラスのように足元がくびれたオシャレ系。ちなみにボトルは専用ケースに入れておくと、安定して置いておけます。
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出典:http://zeak.air-nifty.com/
セーラー発の「混ぜられるインク」です。
一般的には禁止になっている「インクを混ぜる」こともできるインク。今あるインクをもう少し濃い色にしたい、淡い色を付けて表現を変えてみたい、そんなことができます。
カラーインクに慣れてきたら、こういうインクブレンドを楽しむのもアリですね。
色見本
イタリアの筆記具ブランドらしい、発色の良い明るいカラーが特徴です。
なかでもイエローは蛍光色に近いのでマーキングやアクセントとしても使えます。でも、なかなか手に入りづらいのが玉にキズです。
色見本
万年筆でも「蛍光ペン」のように筆記できる珍しいインク。文章で大事な部分の線引きにも使えます。
色見本
落ち着きのあるカラーが魅力。
ドイツで1892年に生まれた老舗ブランド『ローラー&クライナー』が、伝統の製法と天然素材にこだわった顔料系インク。
彩度は低めでモダンな色合い。顔料インクの中では色展開が豊富で、記録筆記にも使えます。
色見本
出典:https://kobe-nagasawa.co.jp/
書斎が似合う「重厚な雰囲気」です。
伝統のあるエレガントな筆記具ブランド『ファーバーカステル』らしく、リブパターンが優雅なガラスのインクボトル。
カラーは渋みのある落ち着いた印象で、華やぎと大人っぽさを両立しています。
また、最高品質のインクはなめらかなインクフローを実現し、万年筆ををしばらく使っていない場合でもいつもの書き味を実感できます。
色見本
出典:https://www.pen-house.net/
四季の情景や事柄をカラーで表現。
世界の筆記具を扱う日本のセレクトショップ・ペントハウスのオリジナルブランド『ペント』のインクシリーズ。
日本の四季が持つ情緒あふれる色彩をそのままにしたカラーは、どこか「和」な雰囲気。また、素敵な和風パッケージはプレゼントにも喜ばれます。
色見本
レディースMe 編集部
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