デニムにしっかりメイクだと、ひと昔前の印象に…。抜けをつくりながらも印象的に見える、そんな今っぽいバランスのメイクをご紹介します。
【特集】こんな垢抜け方法も!
トラッドな服はニュートラルな顔にするのがコツ。ベージュのワントーンで柔らかく引き締めます。
シャツやジャケットといった衿のある定番服に、強めに作られた顔が合わさると、一昔前の懐かしい雰囲気に転んでしまいがち。女らしさを前面に出す色ものや強い黒を使わず、ニュートラルな顔に仕上げることで、洗練度がぐっと増します。
おすすめなのは赤みのないベージュワントーンで揃えるメーク。顔の印象を甘くしすぎずに和らげ、パーツは引き締めてくれる優秀カラーです。少しツヤをもつアイテムを使うことで、コンシーラーを使わなくともくすみやクマなどを自然にフォローしてくれるので、野暮ったくなりがちな厚塗りも防げます。
ほんのりツヤを感じる赤みのないクールベージュで誰もが旬顔バランスに
若い肌専用というイメージのあるベージュメークも、アイテムの選び次第では大人世代にぴったり。コンシーラーで隠すとパサパサしてむしろ目立ってしまう肌も、ほのかなツヤ感でナチュラルにくすみをとばし、明るく温かみのある表情を作ります。
2.肌が美しく見えるしっとりとした質感。カラーリングシアチークス EX04 Natural Beige ※セット価格 \5,000(ルナソル / カネボウ化粧品)
3.のせた後サラサラするのでシワに入り込まないのが魅力。ベージュニュアンスアイズ EX05 Soft \2,500(ルナソル / カネボウ化粧品)
4.肌馴染みのいい血色感。コンスピキュアス リップス 03 ブラウンベージュ \4,500(Amplitude)
5.主張しすぎず自然な影を作る限定色。ペンシルアイライナー N EX02 Bitter Brown \2,000(ルナソル / カネボウ化粧品)
アイホール全体に3のクリームシャドウを置いた後、1のパウダーシャドウ右から4番目の色を重ね、涙袋にもほんのりのせ深みのある目元を演出。
マスカラはつけず、アイライナーを目尻だけにすっと引いて引き締めます。ブラックではきつく見えてしまうので、ブラウンを選ぶのがポイント。
頬骨の下のサイドから鼻にかけてブラシでぼかすように2のチークを。シェーディング効果でぼやっとした顔全体の印象をぐっと引き締める役割も。
オーバーにかたどることなく、本来の唇どおりに直塗りを。クリーミーな質感で温かみのある湿度を感じさせ、ほのかな女らしさが醸し出せます。
リップは抜けと女らしさを意識した血色ヌーディカラーが鉄板
濃いめのリップカラーだと、意外と老けて見えがちなのがデニムの日。選びたいのは、ほんのりと血色のよさが出る絶妙なヌーディカラー。ラフな感じでオーバー気味に塗るとカジュアルコーデにもマッチする。
中 / ぬくもりのあるピーチベージュ。高い保湿効果と2種の球状パウダーで縦ジワをカバー、ヌーディな口元をより美しく演出してくれる。THREE デアリングリィデミュアリップスティック 05 SOUND OF FREEDOM \3,900
左 / マットなブラウンがカジュアルな着こなしをぐっとおしゃれに引き立てて。RMK リップスティック コンフォート マットフィット 03 モードファクトリー \3,500
クッションファンデでつくるほんのりツヤ肌が好バランス
しっかりカバーされたマットな肌は、デニムとはミスマッチ!素肌のようなナチュラルなツヤ肌が目指したいところだから、ツヤ感を生かせる、パウダーなしで仕上がるクッションファンデが有効。下地を塗ったら、目鼻周りだけにトントンとのせるようにつけて。紫外線カット効果のあるタイプで、UVケアも抜かりなく。
左 / クッションとコンシーラーが2in1になった画期的パレットで、ツヤ感とカバー力を両立。ランコム ブラン エクスペール クッションコンパクト アーバン デュオ パレット 全2色 SPF36・PA+++ \7,500
アイラインは目尻だけにニュアンスブラウンで引き算を
アイメイクは濃すぎずに、程よくやわらかく仕上げたい。だからアイラインは全体に入れず目尻だけに、が正解。目尻手前から上向きにちょんと入れるだけで程よく印象深く。ニュアンスのあるブラウンならなじみもよく、断然おしゃれ!
中 / ニュアンスはありながらも使いやすい、ほんのり赤みがかったブラウンが秀逸。極細の1.5mmのペン先が目尻にもアプローチしやすい。シュウウエムラ ラスティング ソフト ジェル ペンシル N M アンバーブラウン \2,800
左 / リキッドのような濃厚発色が叶うジェルベースのインクで、ポイント使いでも印象的な目元に。にじみに強いロングウエア処方。資生堂インターナショナル SHISEIDO マイクロライナーインク(アイライナー)03 Plum \3,500
クラシック感をなるべく排除! 馴染みのいい旬色で垢抜けをプラス
大人の普段のメークは上品でコンサバになりがち。いつもはもちろん素敵だけれど、カジュアルなコーデとなら、そのクラシックな雰囲気とは少し違うメークが必要です。
ポイントはトレンド色をほのかに漂わせて新鮮に味付けすること。今なら断然オレンジブラウン。狙いすぎじゃない垢抜け感がカジュアルをオシャレに見せます
何気ないのにどこか新鮮、と感じさせるオレンジブラウンが気分
オレンジブラウンをリップだけでなくチークにも使うことで顔全体に力の抜けたトレンド感が。セルヴォークの人気リップカラーのグロスバージョンは瑞々しく春夏の服に似合うツヤが。
シャドウにも、春らしい愛らしさを程よく加えられるピンクをセレクト。同じブラウントーンなら統一感が出て馴染むうえ、白目がきれいに見える効果も。
2.コーラルが混じったようなブラウンは肌をくすませず洗練感をキープ。ブラッシュ カラー インフュージョン 04 \3,500(ローラメルシエジャパン)
3.入手困難で話題になった「09」リップにグロスタイプが。エンスロール グロス 03 テラコッタ \2,800(セルヴォーク)
1を指でアイホールに沿って丸く均一に。まぶたのくすみに近いブラウン味のあるピンクシャドウなので目立ちすぎず馴染みます。
頬骨より上の部分に目尻の下から横長に2のチークを入れて。柔らかいけれど都会的な表情と顔の立体感が同時に生まれます。
大人には老けがちだった赤マットリップより、思い切ったネオンレッドのセミマットが断然素敵
ネオンレッドのようなヴィヴィッドさに最初は驚いてしまいますが、実はつけてみると使いやすい色。質感の選びや服との相性によっては大人には意外と老けて見せることも多かった赤リップの欠点が見事に解消されるうえ、新鮮に映ります。
セミマットということもあり、唇がきれいに見え、肌の透明感も増して、いっそう気分が上がります
唇の年齢ジワが気にならず、肌の透明感が増す一石二鳥なヴィヴィッドリップ
リップの主張が強い分、トゥーマッチに見えないようにノーシャドウでバランスを。ただし、目元は決してぼんやりさせたくないから、マスカラでまつげの毛先にしっかりボリュームをもたせて自然な陰影を演出します。根元はつけすぎるとアイライナーを引いたようになり、強い顔になりすぎるので気をつけて。
2.ツヤ感とボリューム感が大人に程よくヘビロテ中。ラッシュ クイーンフェリン エレガンス \5,300(ヘレナルビンスタイン)
3.パウダリーでなめらかな新しい質感。ルージュ アリュール リクィッドパウダー #962 エレクトリックブロッサム \4,200(シャネル)
上下全体にブラックのマスカラを。この時ボリュームをつけたいのは根元ではなく毛先。まつげで自然な影を作ります。
硬めに作られたクッションをそのままポンポンと当てて。視覚効果で少しボリュームが出るので唇の薄さが気になる人にも効果的。
ヘアは脱エレガント。ゆるい無造作感を出せる外ハネ&ウェットで
デニムにきちんとした巻き髪だと、どうしてもあか抜けない。そこで取り入れたいのが、ウエット感のある無造作ヘア。簡単に動きを出すのには、毛先を外ハネにするのが有効!19mmのアイロンで毛先を外巻きにし、オイルを全体に揉むだけ。クセがあってもニュアンスになって、いい感じに決まります。
スモーキーカラーのネイルで洒落感をアップさせて
きれいめにデニムを着るからといって、赤やピンクなど女らしすぎるカラーだと強めの印象でトウマッチ。今年らしいスモーキーカラーで品よくまとめるのが気分です。
左 / 繊細なゴールドラメが輝くベージュはヌーディさと華やかさを両立してくれる。シャネル ヴェルニロング トゥニュ #703 アフターグロウ \3,200
レディースMe 編集部
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