藤原 弘さん
ベルベルジンでヴィンテージ向けの洗剤として一押しなのが、ザ・ランドレスのデリケートウォッシュ。一度使ってみれば納得だが、驚くくらい汚れを落としてくれるので、漬け込んだ後の水が真っ黒になることも。
洗ってばかりも問題ではあるが、適切なタイミングで洗濯しないと皮脂などで生地を痛めてしまうし、きれいなエイジングにならない。
ジーンズ同様に、デニムジャケットも洗う前に裏返すのが基本。そのまま洗ってしまうとインディゴが落ちてしまうのと、表面に変なアタリが付いてしまう可能性があるので、必ず裏返しおくことを念頭に置いておきたい。
裏返すだけでなく、しっかりとボタンを留めるのもポイント。型崩れを防ぐことができるのでキッチリとやっておきたい。洗濯方法は、洗濯機を使うのではなく、手洗いになるのでバケツや湯船に水を張っておくこと。
藤原さんが薦めるのは、ザ・ランドレスの「デリケートウォッシュ」。インディゴを落とさずに、汚れはキッチリと取ってくれる。水に適量の洗剤を入れたら30~40分程度漬け込み、きれいに水洗いした後は、軽く脱水していく。
デニム生地自体はヴィンテージでもある程度の強度があるが、綿糸を使っているため縫製はけっして強くない。型崩れを防止するためにも、太いハンガーを使って保管することが大切。干す時は直射日光を避ける。
火で炙って毛羽を飛ばすと、経糸が露出してくるので色落ちのスピードがはやくなる。ヨークなどアタリが少ない部分は特に毛羽が残りやすい。ただ強く炙り過ぎると色落ち後に茶色っぽく斑になる傾向があるので、一カ所に留まらず表面を遊ばせるように炙ること
腕まわりのヒゲはGジャンの表情をつくる上で重要な部分。ナマで着用する最初の半年は、積極的に腕まわりを動かして濃淡あるヒゲを育てていく。ちなみに肉厚なインナーを着ると広がりのあるヒゲができる。中に着る服によってアタリが変化するのは面白い
レディースMe 編集部
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