これから何十年、大切にしたいデニムに出会えたら、今度はそのデニムを永く上手に“育てていきたい。デニムはマニアも多く、そのケア方法も諸説あり。結局何が一番いい方法なのか悩みがちです。
そこでここでは、生活のなかで実践しやすい、デニムのケア方法を取材。無理なくコツコツ大切なデニムを育てられるケア方法を集めました。これからは育てる楽しみも覚えておきましょう。
①洗う
②乾燥
③保管
色落ちしたり、縮んだり。何となく、頻繁に洗うのも怖くて。あまり洗わないようにしているデニム。一体どれくらい「洗い」のケアが必要なんでしょう?
デニムは裏返して水洗いがキホン
過度な色落ちやダメージを防ぐために裏返して、高温洗いではなく水洗い、いうのが大前提。手洗いなどではなく洗濯機でOKですが、お湯だと色落ちが早くなってしまうので水洗いがおすすめです。
おうちで中性洗剤洗いで十分です
せっかくのデニム、洗剤もいいものを、と思うけど、ひとまずはいつもの家庭用洗剤で大丈夫。きちんと繊維の汚れを落とし、デニムが劣化してしまうきっかけを防ぐ、というのが第一歩です。
マニアなプレス・土屋さん曰く、基本的には穿いた次の日は天日干しか空気にさらすのが鉄板。洗濯が必要な場合には、エマールなどの生地に優しい中性洗剤を使用するそう。
デニムの洗濯で注意したいのが「型崩れ」。予防するには、ボタンやジッパーはきちんと留めることと、ネットに入れて洗うこと。ネットは入れた時にジャストサイズのものが◎。
デニムは基本、汚れたら洗おう
デニム生地にとって大敵なのは、繊維に汚れが残り、そこから生地が劣化し、穴が開いたりするきっかけになってしまうこと。基本は汚れたら洗って。部分洗いをすると偏った色落ちが出てしまうので、丸洗いがおすすめです。
目安としているのは「5回ほど穿いたら洗濯」。ただしストレッチ入りの場合、汗や汚れが生地の劣化につながりやすいのでこまめな洗濯を。綿100%なら、衛生面が気になったら洗濯。
ハリがありやや厚手のA.P.C.のデニムは、形を自分の足にフィットさせ、独特のタテ落ち感を出すため極力水洗いもせず長期間着用するのがブランド推奨の方法だそう。
乾燥は日陰で天日乾燥を
洗ったら叩いてシワを伸ばし日陰へ。インディゴの色は紫外線に弱いので、日陰で天日乾燥するのが干し方のベスト。実はこのワンウォッシュ後にシワを残して天日乾燥された状態が、作業着由来のデニムの本来の良さを言われるのだそう。
アイロンは極力避けて!
インディゴは熱に弱く、黄色っぽく変色してしまうことも。特に、ストレッチが効いた生地の場合は劣化が早まってしまうので注意して。また、シワを伸ばしきらないことで凹凸が出てその人らしい色落ちを楽しめるメリットも。
大事にしまっておいたはずのデニムが気づくとカビが生えていたりシワシワになってこんなはずでは……なんてことも。正しい保管方法もきちんと知っておきましょう。
デニムは三つ折り保管でOK
パンツ用のハンガーに吊って保管を勧めるマニアも多いですが、なかなか難しいもの。通常の保管は三つ折りにしておけば十分だそう。お店の店頭でも多くはその状態。あまり神経質にならなくてもタフな履物なので大丈夫、とのこと!
ショップのように通気性のいい場所で保管を
デニムを保管するとき、大敵なのは湿気!つい他のパンツと同様、タンスの中にしまいがちですが、できればショップのように通気性がいいオープンな場所に置いて。これを機に自慢のデニムを「見せる収納にチャレンジしてみよう。
デニムはワークウェアが発祥なのでとにかくタフ。多少シワ感が残っていたり、洗いざらしの方が持ち主らしい色落ちにつながる場合も。ただし、デニムにとって大敵なのは「汚れ」!
繊維の汚れが蓄積してしまうと、記事が劣化し穴が開くなど取り返しがつかないダメージに。色落ち具合と相談しつつ、こまめに洗ってあげるのがベターです。また、きれいなインディゴを保つためにも日光は避けましょう。
レディースMe 編集部
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