顔の中にいちばん太く濃いラインである眉は、第一印象を左右する大切なパーツ。にもかかわらず自己流の思い込みに陥りがちで、それ故に“人生損している”人も多数。一度リセットして、見直して、人生を変えてみませんか?
小田切ヒロさん・ヘアメイクアップアーティスト
■1.薄眉
■2.削りすぎ眉
■3.のっぺり細眉
■4.上がり眉
■5.マロぎみ眉
■6.しっかり眉
物心ついたころから眉が薄く、存在感がないのが悩み。とはいえコンプレックスがあるパーツだからこそ、自分なりにこだわって描いています。いつもは自然に描けるペンシルを愛用。
グレーパウダーで眉の大枠をつくる
眉の中間から眉尻にかけての下のライン、眉山から眉尻のラインをグレー(右)でとる。眉尻は小鼻の脇~目尻を結んだ延長線上が目安。
枠内部をパウダーで埋めていって
ブラウンのパウダー(中央)で中間から眉頭をぼかし描き、中間から眉尻にかけての枠内部はグレー&ブラウンをミックスして埋めて。
上部をぼかして眉を和らげるひと手間を
何もついていないふんわりブラシで眉の上部をなぞって。このひと手間で描きました感が薄れ、こなれて自然な仕上がりに。
透明マスカラで毛の存在感を引き立てて
透明マスカラで毛並みを整えつつ、眉毛1本1本の存在感をキリリと。眉頭は上に、中間の毛は斜め上に向かってブラシを動かして
黒々としっかり生えている眉が気になって…毛抜きやカミソリでお手入れをしてスッキリとさせています。いつもはペンシルで全体を描き、ライトブラウンのマスカラで軽さをプラス。
濃い茶パウダーで眉山から眉尻を描く
お手入れをお休みして、全体的に毛を生やすことが前提だけれど…ひとまず応急処置。小鼻の脇~目尻を結んだ延長線を目安に眉尻を。
中間から眉頭をぼかし描いて
ブラシに薄茶(左)を足し、中間から徐々に眉頭方向へ。眉頭は小鼻の真上あたり、鼻筋から自然につながるくらいまで描き足して。
眉頭にリキッドで毛を数本描き足す
削りすぎて不自然に見える眉頭に、リキッドで毛を描き足して。下から上に向かってシュッシュッと5~7本植毛する気持ちで。
髪色に合わせてマスカラで軽さを
マスカラは明るすぎないナチュラルブラウンをチョイス。眉尻から眉頭、さらに眉頭から眉尻に向かって塗布して毛流れを整えて。
眉の上はウブ毛が気になるのでカミソリで処理。眉頭から中間にかけては毛がああるので、メークは眉尻をペンシルで描き足すくらい。言われるまで細すぎるって気づきませんでした…。
眉上に毛を足し、太さを出していく
細く整えているうえ、眉上ギリギリまでウブ毛をカミソリでそっているため、眉が余計にのっぺりした印象に。眉そのものを自然に濃くやわらかく見せたいので、リキッドで繊細に毛を描いて太さを出していく。
中間から眉尻は何度か足して濃く
眉の上ラインに毛を足して全体的に太さを出したら、毛が薄い中間から眉尻にかけてをさらにリキッドで描き足して。2~3度重ねて自然な濃さに調整を。
眉全体のトーンをマスカラでならす
毛の存在感を出しつつ、濃い眉頭と薄い眉尻のトーンを均一にするため、仕上げに赤みブラウンのマスカラを。眉尻から眉頭に塗布後、眉頭から眉尻に向かって毛並みを整えて。
眉が全体的にぼやっとしているので、どこからどう描いたらいいのか、正直わかっていないのが現状。いつもはパウダーを使って、生えている眉をガイドに描いているつもり。
眉下ラインにガイドポイントを
上がり眉の場合、まず眉の下ラインをなだらかに、水平ぎみに描くことから。ペンシルで眉頭の底辺の端と、眉尻にガイドの点をとって。
眉下と眉尻上のラインをとる
1でとった点を自然に結び、さらに眉山から眉尻を結ぶ。眉山にある毛に従うのではなく、正面顔と横顔の境目(眉骨の角)を目安に眉山を。
内側をパウダーで埋めていって
ブラウンとカーキ(上の2色)を混ぜてブラシにとり、2のラインの内側を埋める。さらに中間から眉頭も太さを出しながらぼかし描いて。
はみ出した毛はハサミでカットを
眉山や眉尻下にはみ出した毛は、ハサミで根元からカット。何度も抜くと生えなくなるので、後悔しないためにもカットするのが賢明。
眉頭~中間はボサボサなほ毛が生えているのに、眉尻は毛があまりなくて…。できる限り自然に見せたいのでパウダーを使って、眉頭と眉尻の濃さの差を埋めるように描いています。
眉山から眉尻をクリーム(左)でとる
黒目の外側の延長線上、正面顔と横顔の境目(眉骨の角)を目安に眉山を。小鼻と目尻を結んだ延長線上に眉尻をとり、眉山と結ぶ。
下ラインをとり中間を埋めていく
濃い茶のクリーム(左)で眉尻から中間にかけての眉下ラインを描いた後、眉尻から眉頭へブラシを動かしながら中間の隙間を埋めて。
眉頭は1本1本描き足すように
毛はあるけれどまばらな眉頭はブラシを立てて、1本1本描き足す気持ちでパウダ(中央)をのせ、濃さを適宜調整していって。
“眉の芯”をつくり立体感をプラス
中間から眉尻にかけて、眉の中心にペンシルでラインを描く。ふんわり描いた眉にメリハリがつき、眉尻まで毛が生えている風に。
マスカラで全体を自然にならす
毛のある眉頭と毛のない眉尻を均一に見せるため、眉マスカラで仕上げを。毛流れに逆らって塗った後、毛流れを整えるように塗って。
実はもっと太くて剛毛だったのですが一時、眉専門サロンで眉を整えてもらっていたこともあり、おさまりがよく…。いつもはまばらで隙間のある部分を埋めるようにペンシルでササッと。
ブラッシングで毛をしっかり起こす
しっかりあるものの毛がぺタッと寝てしまっていては意味がないので、スクリューブラシでブラッシングして根元から毛を起こして
えぐれた下ラインをペンシルで埋める
ややえぐれぎみの眉下ラインを、ペンシルでストレートぎみに補整。眉頭の底辺の端から眉尻に向かってややまっすぐめに描いて。
中間から眉頭手前はぼかし描くように
中間から眉頭手前までは、ペンシルを寝かせるようにして軽いタッチでぼかし描いて。中間から徐々に眉頭方向に動かし濃さの調整を。
眉頭はパウダーでならす程度に
眉頭5~7mmくらいは逆側のチップオンパウダーでなぞるくらいに。強くしすぎるとキツい印象に見えるので、軽くならす程度でOK。
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「パウダーは苦手だけどやわらかモテ眉になりない」なら…
眉頭から眉山にかけてはふんわりパウダー(左・中)眉尻にはフィット感が高くにじみにくい濃い茶のパウダー(右)と、塗る場所がひと目でわかるパウダー配置。つなげて長くなるブラシで、安定したラインが描ける。
くっきり濃い眉にこなれ感が欲しい!なら…
使いやすい濃淡ブラウン3色と、レッド&オレンジのニュアンスカラーがイン! 全体に右上を使い、眉尻に右下、眉頭に左上をぼかしたら、仕上げに好みでニュアンスカラーをふんわりと。特にレッドはダークめの髪色にもなじみやすく、眉に女っぽさと抜け感が加わると人気。
お直し用にポーチインするなら…
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1本でササッと完璧に仕上げたいなら…
斜めカットで先細になった扁平芯で、細くシャープな眉尻ラインから、中間~眉頭のふんわりぼかし描きまでを1本で! 毛流れを整えるスクリューブラシやシャープナーまでついていて、一度使ったら手放せなくなる人続出中。
眉尻が消えてしまうのが悩みなら…
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レディースMe 編集部
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