すがすがしく健康的な美しさを醸し出せる白のワントーンコーデは真夏に最適な装いです。白の魅力を満喫するために、大人が気になる悩みの解決策を知って、素敵に着こなしましょう。
清潔感のある白で全身をまとめるワントーンコーデは、真夏の「キレイ」を印象づけるのには最適な装いですが、「膨張」問題が気になって敬遠している人も多いはず。原因は素材が単一だったり、見た目の白の分量が多すぎて全体がぼんやりしてしまうことですが、デザインの選び方や素材の組み合わせなどを少し工夫するだけですっきり見えます。
また、白ワントーン初心者は何を着ればいいのか迷うところですが、身近なアイテムから始めるとわかりやすいはずです。白を素敵に纏うコツを知って、大人の余裕が漂う爽やかな佇まいを手に入れましょう。
〈攻略別〉白ワントーンコーデ方法
⑥いつも着ている服を白に置き換えれば白ワントーンを間違えずに着こなせる
【特集】白服を美しく保つためのお手入れ
ピンタックやプリーツ、センタープレス、リボンなどの凹凸のあるディテールを乗せたアイテムを選べば、白に立体的な表情が加わって服の輪郭がはっきりするので膨張を防げます。
凹凸のあるニットプリーツでくっきりとシャープに見せる
プリーツスカートの凹凸がシャープさを加えて、白を膨張させない。ニット地なので動きやすく、着心地もストレスフリー。ノースリーブニットを合わせてIラインを作り、すっきりバランスよく。
透ける素材のタックが軽さと陰影を与える
透ける生地と胸元のタックが立体的な表情と動きを添え、顔まわりを華やかに見せる。
縦に走るセンタープレスと腰巻きベルトで変化をつける
パンツのセンタープレスが縦ラインを強調し、腰に巻いたベルトのタックとギャザーがさらに動きを添える。
白に隙間を作って軽く見せるなら、肌を見せるのが最善。透ける素材でさりげなく肌を意識させたり、デコルテや肘下などの細いパーツを覗かせるとバランスよくすっきりまとまります。
透け感のあるブラウスで肌色をほんのり覗かせる
うっすら透ける肌と中に重ねたキャミソールのVラインが抜けを作る。行きすぎない透け具合なので上品に着こなせる。
襟ぐりの広いトップスでデコルテを思い切り出す
広く開いたネックで首の筋や浮き上がった鎖骨を際立たせると、抜けが生まれて白をシャープに着られる。綿素材なら女っぽくなりすぎずヘルシー。
目に留まる白の分量が少なければ膨張もしないので、分かりやすく面積を減らすのも効果的。半袖やノースリーブ、ショートパンツなどを活用すれば、ヘルシーで爽やかな美しさがさらに引き立ちます。
ノースリーブで潔く出し着こなしを縦長に見せる
腕の付け根はカバーして細い部分を出せる絶妙な設計。アクティブさと華やかさを添える肩のギャザーは紐で調整できる。
きれいな仕立てのパンツで大人っぽく涼やかに纏う
白の面積が膝下を見せることで減少。センタープレス入りのハーフパンツを選べば、大人っぽく品よくまとまる。
腕も膝下もすっきりとヘルシーさを際立たせる
腕と膝下をすっきりと出してしまえば白の面積は激減。ゆったりと着心地のいいフーディとハーフパンツを組み合わせたスポーティな装いなら、肌を出してもヘルシーでこなれた印象になる。
タック入りノースリーブでクリーンな美しさを表現
肩から身ごろにタックを入れた立体的なシルエットが肩や腕の付け根をカバーするので、ノースリーブでもきれいに贈られる。白の面積を減らしつつ、シャープさを加えてくれるのでバランスがよく洒落見えする。
透ける素材や光沢、凹凸のあるものなど雰囲気の異なる素材や、真っ白とオフホワイトなど、ニュアンスの違うアイテムを重ねると陰影や変化が生まれて素敵に着こなせます。
ポロシャツを肩に巻いて顔まわりを立体的にする
ワッフル調のふんわり素材の長袖のボロを肩に巻き、胸元に結び目を大きめに作ってアイキャッチにする。顔まわりに立体的な雰囲気と袖の動きが加わり、シンプルでスポーティな白の装いが素敵に見違える。
異なる素材のコントラストが白を表情豊かに引き立てる
プルオーバーは凹凸のあるふんわり素材で、エコレザーのスカートはクールな雰囲気。異素材のコントラストが装いを表情豊かに見せる。
純白とオフホワイトの色調の違いで変化を作る
タンクトップと羽織ったロングシャツはオフホワイト、パンツは純白の色調の違いが、さりげない変化を与え膨張を回避。
20代の頃には悩まずに白を着られたのに年齢を重ねるにつれ着づらくなってしまったなら、白Tシャツを主役にするのが正解。大人の肌や体になじみやすい形を厳選すれば、白の装いを攻略できます。
柔らかく着心地のいい素材で体の線を拾わない絶妙なシルエット。鎮骨が少し見える首元の開き具合や太めの袖丈、身幅も大人に最適。Tシャツ \12,100(エレストリオフ)
文字が小さいから気負わずに着られ、黒がピリッと白の引き締め役になる。Tシャツ \6,578(クレドナ)
黒の濃淡で描いたプリーントは主張しすぎず、大人も着やすい。バックプリントです。Tシャツ \9,350(ハチイチブランカ)
形がきれいなゆるTシャツとフレアスカートで大人っぽく
スカートの柔らかさが、Tシャツのボーイッシュな雰囲気を中和して女性らしくする。
遊び心のあるフォトTを細身スカートで大人っぽく
Tシャツのゆったりフォルムとプリントの遊び心を、すっきりとした細身スカートが大人っぽく引き立てる。
ラフな印象のレタードTをすらりと美しく着こなす
胸元の黒ロゴが上半身の高めの位置をマークし、脚長効果のあるスリット入りパンツとの相乗効果で白の装いをバランスよくスラリと見せる。
1_センタープレスがシャープさと立体的な陰影を作りすっきり着こなせる。パンツ \18,700(ガリャルダガランテ)
2_腰まわりはフィット、裾がふわりと広がるマーメイドシルエットは旬度が高くて洒落見え確実。スカート \23,100(シティ)
3_縦ラインをマークするタイトスカートが、ゆったりしたTシャツをスレンダーに見せる。スカート \19,800(ガリャルダガランテ)
白のワントーンをどう着ればいいのかわからない時は、手持ちのよく着る服を白に置き換えてみましょう。いつも着ているということは、自分に合っている服なので、それを白に置き換えるだけなら失敗することはありません。
お腹やお尻をすっぽり覆ってくれる、安心感のあるロングタンクは、オール白でコーディネイトしても間違いなし。ボトムにかかるロング丈で白同士の重なりが生まれ、ワントーンの装いが盛り上がる。白ロングタンク(スタイリスト私物) その他(すべて本人私物)
自分に合う定番のデニムは、白に置き換えても失敗しにくく、素敵に着こなせる。白ブラウスを使ったきれいめなワントーンコーデも、デニムが加わればカジュアルに仕上がる。白デニム(スタイリスト私物) その他(すべて本人私物)
細かいひだが着こなしに華やぎを与えてくれる定番のプリーツスカートは、|オール白のコーデでも活躍する。ゆるっとしたTシャツに合わせるだけで、変化のあるワントーンが完成。白プリそーツスカート(スタイリスト私物) その他(すべて本人私物)
夏の日差しによく映える「白」ですが、汗ジミや皮脂汚れが気になるこの時期、汚れが目立つのも気になるところ。普段の洗濯に取り入れたい習慣や、気をつけるべきことについて、花王PRの河野千絵さんに伺いました。手軽なケアで白い服の白さを美しく保ちましょう。
「襟や袖口の皮脂汚れは、洗濯機の前に洗剤を直接塗布しておくと汚れ落ちが違います。またガンコな汚れには、固形の洗濯石けんで部分的にもみ洗い。あとはいつも通り洗濯機に入れるだけ」
「白がくすんできた、黄ばんできたと感じたら、40度程度のぬるま湯に粉末の酸素系漂白剤を適量溶かし、30分つけ置き。その後はその洗濯液ごと洗濯機に入れて洗います。また、日々のケアとして、繊維に粒子汚れが付着しづらくなる洗剤を使うことで、黒ずみを防ぎ、洗い続けることで衣類の白さがよみがえります」
「生成りの白を洗う時は、素材にかかわらず、蛍光増白剤不使用の洗剤を使いましょう。蛍光増白剤が入っていると、せっかくの淡い色味が白っぽくなってしまうことがあります」
レディースMe 編集部
「雑誌掲載歴・専門家の高評価・話題性の高さ」のある、確かなブランドだけを掲載しています。
ランキングは、当サイト内で実施したアンケートを集計し再掲載したものです。
【公式】ピンタレスト | X | フェイスブック | インスタ