卒園式や謝恩会など、かしこまった場所に出る機会の多い季節。でも、「子どもの支度に追われて、サロンに駆け込んでいる時間なんてない!」というのが忙しいママたちのホンネ。
そこで、約10分あれば自分でも簡単にできて、いつもの自分と違う雰囲気になれる華やかなアレンジテクを伝授しちゃいます。
酒井吉之さん・CINNAMONオーナー
憧れるゆるシニョンは、顔周りのルーズ感がポイント
凛としたハンサムアップは二重の土台で崩れにくい。
1.毛先は巻かずに、ハチ上の部分を細かく根元からアイロンで巻いていく。
2.根元のふわふわした毛を束に見せるため、根元からもみ込むように髪全体にワックスをつけていく。
1.髪全体をコメカミの延長上のラインで上と下の2パートにブロッキングする。下のパートは、衿足ギリギリをゴムでキッチリ結ぶ。
2.上のパートを下のパートにかぶせるよう、緩く結ぶ。あえてルーズに留めるのがポイント。
逆毛を立てる。毛先を引っ張った状態でコームを下から上に動かしていくのがベスト。下写真のように、頭部分と同じくらいのボリュームになるまで大胆に逆毛を立てると、シニョンがふんわり決まる。
1.逆毛を立てた下の部分をきゅっと丸めてシニョンを作ります。アメピンでしっかり固定して。
2.後れ毛は、Uピンを使ってシニョンにさす。
1.毛束を手で押さえながら、表面を少しずつ引き出して動きをつける。5ヵ所位、少しずつバランスを見ながら、ラフに引き出していくのがベスト。
2.引き出した毛束を少しつまんでねじり、アメピンで留める。後ろから前に向かってピンをさすときっちり留まりやすい。
編み込みよりも簡単! ねじりテクで横顔美人
ママでも可愛いフェミニンなタイトロープ。意外に簡単で上級者に見えます。
編み込みの艶感を出すために固まらないワックスかクリームを根元からもみ込み、ベースを作る。黒眼から真上に上がった所を起点に、つむじに向かって斜めに7:3にパート分けする。
1.毛束を2本とり、顔側の束を後ろ側の束にかぶせてクロス。両毛束の下の髪をすくい取りながら編み込む。
2.すくってクロスを繰り返す。下ではなく後ろに向かって編み込んでいく。
1.タイトロープを左右の毛先まで作ったら、細めのゴムで毛先を留め、クロスして反対側の編み込みの下にくぐらせる。
2.ゴムにピンを引っかけるようにして、ゴムが隠れるよう反対側のタイトロープの下に押し込む。毛先は中に押し込むように埋め込む。
ねじり上げた根元が上に飛び出さないよう、押さえるようにこめかみの位置でUピンをさす。下からすくい上げるようにしてさすのがコツ。メリハリが出て編み込み部分が綺麗に見える。
ヘアアイロンで中間から根元に向けて髪を巻いていく。毛先約5cmは巻かずに、できる限り根元付近まで巻く。ラフに、ランダムに巻いていくのがポイント。
1.ヘアアイロンで巻いた部分の毛先を持ち、つまみながら引っ張り、手で自然な逆毛を立てていく。
2.編み込み部分を少しずつ引っ張り上げてルーズ感を出していく。編み込みの上部分の表面だけを毛先側から引っ張れば綺麗な仕上がりに。
くぐらせるだけの簡単テクで、ふんわり無造作が完成
ゴムだけで作れるから、見た目よりずっと簡単! くぐらせテクで、ハーフアップもこんなに可愛く華やかに。
1.濡れた髪にトリートメントオイルをつけて、根元から手ぐしで完全に乾かす。毛先はアイロンで内巻きに、強めにしっかり巻く。
2.前髪はマジックカーラーで内巻きに巻いておく。
上から3パートにブロッキングする。ミドルパートの髪を中間の位置で緩めに結ぶ。トップパートは長さに対して中間の位置で、細めのゴムでしっかり結ぶ。
緩めに結んだミドルパート部分を真ん中から2つに割って、毛束をくぐらせて中に入れる。左写真は2回くぐらせた状態。ちょっとくらい緩んだり乱れたりしてもいいので、きっちりしすぎないようラフに。
3つにブロッキングしたトップパート部分の毛束を、step3で作ったツイストの中にくぐらせる。
1.後ろの髪をセンターで2つに分けて、それぞ内巻きにくるくるとねじっていく。
2.最後に毛先にワックスをつけもみ込んでいく。このひと手間で、アイロンで巻いた時のカールが蘇る。
動きを足した夜会巻き風アレンジならこんなに華やか!
タイトな衿足と、上品な毛流れが女性らしいスタイル。毛先とサイドのねじりを大胆に作るのがポイントです。
顔周りの両サイドの髪を一束残して、3つにブロッキングし、後ろの髪を緩く結ぶ。一度、点線の位置で結んでから、下の方にずらしていくとやりやすい。
1.結んだ毛束を下に向かってねじった後、上に持ち上げてねじり上げる。
2.ねじり上げた表面をUピンで引っかけ、毛束に対し垂直にピンの先端をさし込む。90度方向を変えて根元までさす。
ねじり上げた毛先の部分を引っ張り出し、手で逆毛を立てるようなイメージで、動きが出るように散らす。
1.step1で残した両サイドの毛束をねじる。
2.ねじった束をstep2でねじり上げた部分の逆サイドにスモールピンでしっかり固定。逆サイドも同様に。仕上げにハードスプレーを塗布。
短めヘアにこそ映える、ボリュームアクセで特別感をプラス
大ぶりなカチューシャも、コットンパールなら品よくまとまります。
濡れた髪にオイルトリートメントなどをつけて放射状に分け目なく乾かし、髪全体をホットカーラーで巻き上げ、3分間放置する。
ワックスを毛先につけてカーラーで巻いた髪を手ぐしでほぐす。頭を下に向けて髪を下ろした状態からカチューシャをつけると程よくルーズに。
コームの柄を使い、カチューシャのフロント部分の前髪を根元から1.5cm浮かせるようにたるませる。引き出す目安は目じりの幅部分まで。サイドはタイトに。
両手にワックスを取ってよくのばし、髪全体に動きをつけるようにもみ込んでいく。
カチューシャの先端を隠すために、後ろの毛束を前にねじり込み、かぶせるようにピンで留める。
隠しゴムで「ボブなのにロング風」の新鮮アレンジ
ロング風に見せるには、衿足がポイント。逆毛もいつもより大胆に作ると遊びが出てバランスがよくなります。
1.ベース作りは上と同じ。耳から前のサイド部分を残し、後ろ部分を上、真ん中、下の3つに分け衿足部分を根元でしっかり結ぶ。
2.結んだ毛先を上に倒してピンをクロスさせて固定。
衿足の上のミドル部分は、土台となるので、根元からしっかりと中心で一つにしばる。
後頭部の一番上の髪は自然に下ろしてからねじり、毛先は逃がしながらピンでstep2の土台に固定。後頭部がふんわりするように気をつける。
残していたサイドの髪を何本かの毛束に分け、後ろ方向にねじり、ピンで留める。毛先を逃がすよう中間部分を留める。全て土台回りに集結させるように留める。
毛先を少しずつ抜き、コームを使ってミドルパートを中心に逆毛を思いっきり立てていく。
レディースMe 編集部
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