高級腕時計は使ったその日のうちに一拭きして汗を取り除いてから収納するのが基本です。時間があります時は、まずは自宅にあります身近な道具を使って簡単にメンテナンス。
もし汚れや臭いが気になり始めたら、今回紹介している「プラス1アイテム」を使い、しっかりケアしてください。
腕時計専門店「GMT」近藤さん
自分でできる!高級腕時計の簡単メンテナンス
〔1〕つまようじで詰まった汚れを除去
コマの接続部などはウエスなどでは汚れが取れません。まずはつまようじを使って汚れを掻き出していく。
〔2〕歯ブラシで汚れをかき出す
つまようじで浮き上がらせたゴミや汚れなどを、歯ブラシを使って除去。歯磨き粉が残ったものだと逆効果になるので未使用のものを使いましょう。
〔3〕濡れたティッシュで汚れを拭き取る
コマやバックルなどの表面の汚れに対しては濡れたティッシュで拭き取るのが吉。力を強く入れすぎないよう注意しましょう。
〔4〕セーム革で仕上げ磨き
一通りの作業が終わったら、仕上げにセーム革を使って、磨いていきます。以上の作業を行うだけでブレス部はかなりキレイに!
これまでの方法だけでも十分に汚れを落とせますが、プロ並みの仕上がりを望むなら洗浄剤(水)を使用しましょう。使い方は意外と簡単なので、完璧を目指すなら積極的に活用しましょう。
ウエスやティッシュなどを下に敷き、適量をスプレーすればOK。
20~30秒放置し、ブレスを動かすと……汚れが見事に落ちている。
〔1〕タオルで汗や汚れを拭き取る
革の一番の大敵は水分。これが原因でカビが発生し、ベルトがダメになることも。汚れとともに汗(水分)をタオルなどでしっかり拭き取る。
〔2〕風通しのよい場所で日陰干し
一通りの汚れを落としたら、風通しのよい場所で日陰干しを行う。中途半端な状態で使用するのはNG。しっかりと乾いたことを確認しましょう。
革ベルトは水分や皮脂・汗などに反応して臭いが発生しやすくなります。その対応はやはり専門の消臭剤を使用するのがベスト。使い方もさほど難しくないので、積極的に活用してください。
革バンドの内側に付属した汚れやホコリなどをウエスなどで除去。
革バンド内側全体にスプレーする。あとは自然乾燥させればOK!
〔1〕つまようじで詰まった汚れを除去
歯ブラシで拭くだけでは落ちない箇所はつまようじが便利です。傷付けずに、汚れを浮かせることができます。力を入れすぎ先端を折らないように注意!
〔2〕汚れを掻き出す
つまようじで浮かせた汚れなどを歯ブラシを使って除去。歯ブラシは毛先が柔らかく密集したタイプを使うと効率的に汚れを落とせます。
〔3〕綿棒で取り損ねた汚れに対処
セーム革や歯ブラシなどで除去できなかった部分の汚れは綿棒で対応します。すき間に合わせて先端を細めたりするのも効果的です。
〔4〕セーム革で仕上げ磨き
セーム革は汚れ落としだけではなく、仕上げにも最適。力を入れたくなりますが、ゴシゴシやるのは傷が付く恐れがありますのでNG! 優しく拭きましょう。
ワンランク上の仕上がりを目指すのなら研磨剤は必須アイテム。研磨剤は時計をピッカピカにしてくれるばかりでなく、小傷を除去する効果もあります。専門の研磨剤を使うことをお忘れなく!
説明書に書かれた適量をセーム革に取る。多くても少なくてもNG。
気になる箇所(小傷)は重点的に。磨く作業を何回か行えばOK。
あります程度磨いたら、セーム革で仕上げ。ケースがピッカピカになりました。
レディースMe 編集部
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