「正しいケア」を身につけて美肌を手に入れましょう!
いくら高価な化粧品を使っても、使用方法や順番が間違っていては意味がありません。それどころか、肌トラブルを引き起こす原因にもなりうるのです。正しい使い方にするだけで、肌はきちんと応えてくれます。刺激を与えない、潤いを補給する、油分でフタをする。こうした当たり前のケアを続けることが、将来の美肌へとつながります。
さあ、早速アイテムの選び方、正しい手順をしっかりマスターして、トラブル知らずの美肌を手に入れましょう!
②洗顔
⑥【プチ特集】肌の状態別「スキンケアアイテムの選び方」
コスメコンシェルジュ・小西さやかさん
著書に『すっぴんも、メイク後もキレイな人の習慣効果が9割変わる「化粧品」の使い方』\1,382 / 青春出版社など。
小西さん直伝、クレンジングからクリームまでの基本ステップを紹介。
どのケアも肌に刺激を与えずスピーディに行いましょう!
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【1】量を惜しまない
一般の人はべたつきを気にして、少ない量を使う傾向にあるといわれています。量が少ないと潤いも油分も不足しがち。スキンケアは、つけすぎぐらいがちょうどよいと心得て!
【2】刺激を与えない
刺激や摩擦は、肝斑や色素沈着の原因に。特に多いのが、目の周りの色素沈着。クレンジングの際にゴシゴシこすると、皮膚にダメージが。「優しく素早く」を合い言葉に。
【3】化粧水に時間をかけすぎない
間違ったケアNO.1が、化粧水の浸透タイム。化粧水はほとんどが水分のため、時間を置け置くほど蒸発し、乾燥を引き起こします。化粧水をつけたら、素早く油分でフタを!
【4】週に一度はスペシャルケアを
いつものケアでは落としにくい、毛穴の汚れや古い角質は、週に一度の酵素パックやピーリングが◎。シートマスクは毎日使ってもOK。肌状態を見ながらアイテムを選んで。
【5】インナーケアも怠らない
外側からのケアも大事ですが、内側からのケアもキレイをキープするうえで重要なメソッド。腸内環境を整えるヨーグルトや、ハリ・弾力に効果のあるコラーゲンを積極的に摂取。
オイルはTゾーン中心に、ミルクやクリームはUゾーンと、W使いがおすすめ。1分以内の最短マッサージをプラスして、汚れと一緒に老廃物もオフ!
オイルをTゾーンに
皮脂汚れが気になるTゾーンにオイルをON。お湯オフ以外の濃いアイメイクの場合は、目もとにもなじませて。
小鼻の周りをクルクル
汚れがたまりやすい小鼻のワキは、指の腹を使って円を描くようにオイルをなじませる。
クリームを重ねて使う
オイルクレンジングの上から、ミルクorクリームを重ね置き。マッサージクリームの代わりに。
あごから上に滑らせる
あごから斜め上に向かって、クルクル円を描きながら指を滑らせ、こめかみのツボをプッシュ。
おでこは内から外へ流す
額の中央で指を交差させて、中央からこめかみに向かって指を優しく滑らせる。
眉間に指でSの字を描く
両手の中指で、眉間にSの字を描く。眉間の小ジワに効果あり。
小鼻横のツボをプッシュ
眉間から小鼻に指を滑らせ、両脇を指で上下に3回動かす。
口の周りもマッサージ
指の腹を使って、口の周りを優しくプッシュ。コリをほぐしながら、口角を引き上げて。
目の周りもマッサージ
上まぶたの目頭から目尻、下まぶたの目尻から目頭に向かって、猫の腹でソフトタッチでブッシュする。
ティッシュオフして洗い流す
ティッシュを半分に折りたたみ、顔に優しく当てて油分をオフ。その後ぬるま湯で洗い流して。
Q.ポイントリムーバーって必要?
A.オイルで汚れはほぼ落ちています!
洗浄力の強いリムーバーは、目もとへの負担も大メイクが残った場合は、コットンにオイル美容液をなじませ優しくオフ。保湿もできて一石二鳥です!
洗顔では皮脂が詰まりやすいTゾーンにのみ泡をのせ、すすぎながら泡を顔全体に行き渡らせて。落としすぎないケアで、肌への負担を最小限に!
酵素タイプは、水に触れると成分が失活するので、少しでも泡立ったら素早く顔にのせて洗顔を。
洗顔料をのせた手のひらをくぼませて、もう片方の指を立てながら、空気を含ませるように泡立てる。
手のひらで石けんを転がし、手についた分をネットを使って泡立てる。キメの細かい泡が作れます。
Tゾーンに泡をのせる
顔をぬるま湯で濡らし、Tゾーンに泡をのせる。皮脂分泌の多い部分にピンポイントで。
ぬるま湯で泡を行き渡らせる
すすぎながら泡を顔全体に行き渡らせる。その後、泡が残らないようしっかりすすいで!
ピンポン玉の泡を用意
まつエクの影響で、目の周りに汚れの残っている人が多数。夜洗顔は目の周りを重点的に。
目の上にポンポンのせ
作った泡を目の上にのせる。目の周りの皮膚は薄いので、こすらず優しくのせて。
顔全体に泡をなじませる
目もと→Tゾーン→Uゾーンと泡を顔全体にのばす。その後ぬるま湯でしっかりすすぎを。
タオルで水分を吸収
タオルで顔を包み込み、手のひらで押しながら水分を吸い込ませる。こすらないように注意して。
Q.水洗顔って肌にいいの?
A.乾燥肌にはおすすめです
乾燥肌なら冬は水洗顔でOKですが、皮脂汚れは水ではなかなか落ちません。皮脂分泌が盛んになる夏は、Tゾーンだけに洗顔料を使って!
Q.ニキビ肌の洗顔方法は?
A.できたところに泡をのせて
ニキビができた部分に泡をのせ、すすぎながら泡を全体に行き渡らせて。こすり洗いはニキビを悪化させる原因になるので優しく!
化粧水で重要なのがつける量。たっぷりの量を使うことで、隅々まで潤いをチャージ。過剰なパッティングは肌への刺激になるのでNG。
導入化粧水をなじませる
まずは導入化粧水で、余分な角質を取り除き、潤いの道筋を作る。コットンに浸して、押し当てながら肌全体になじませて。
逆側の頬も同様に
反対側の頬も、内側から外側に向かって導入液をなじませる。
おでこも内から外に
おでこも、中心からこめかみに向かって導入液をON。肌を引っ張らないように注意して。
細かいパーツも忘れずに
小鼻の脇や目の下など細かい部分は、コットンを小さく折ってしっかり肌にフィットさせて。
化粧水を手のひらに取る
手の平にたっぷり化粧水を取り、両手で包み込む。温もりを与えて肌への浸透を高めて。
化粧水をなじませる
顔を上に向けて、顔の中央から外側に向かって、化粧水を浴びるように全体になじませて。
ハンドプレスで押し込む
顔全体にたっぷりの量を行き渡らせたら、手のひらで素早く顔を包み込んで浸透させる。
残った化粧水を首筋にも
手のひらに残った化粧水を、首筋から鎖骨になじませる。年齢が出やすい首のシワをケア!
顔の上に点置きする
オールインワン化粧水を適量取り、おでこ、両頬、鼻筋、あごに素早く点置きする。
面積の広い頬からなじませて
頬の内側から外側に向かって、指の腹でクルクルとなじませる。
おでこも内から外に
おでこは指の腹を使って、中央から外に向かってスーッと真横になじませる。
口の周りは引き上げながら
年齢とともに下がりやすい口の周りは、指で引き上げながらなじませて。
Q.化粧水を使う目安は?
A.開封後1年以内に使いましょう
化粧水は未開封なら約3年、開封後なら約1年は持ちます。高温や直射日光を避け、湿度が低い涼しい場所で保管しましょう。
Q.化粧水をコットンと手でつける違いは?
A.コットンはムラなく、手は量を多めにつけられます
コットンはサラサラな使用感の化粧水も無駄なく受け止め、ムラなくつけられます。手のひらは体温で温まり、肌への浸透を高める効果も。
美容液は肌悩みにあわせて、複数を組み合わせると効果がアップ。乾燥、美白、回復など、アプローチしたい部分をピンポイント攻め!
乾燥部分にオイルを小ジワができやすい口もとや目の下にオイル美容液を。指の腹でトントンとなじませて。
乾燥部分にオイルを
小ジワができやすい口もとや目の下にオイル美容液を。指の腹でトントンとなじませて。
美白系は重ね塗りを
頬の高い位置など、シミが気になるところに美白美容液を。重ね塗りしてシミに働きかけて。
法令線には回復系を
肌に弾力とハリを与える回復美容液は法令線に。指で引き上げながらなじませて。
眉間のシワにも回復系
眉間は表情シワが出やすいパーツ。指の腹でシワをのばしながら美容液を浸透させましょう。
Q.朝と夜同じ美容液を使ってもいいの?
A.成分にあわせて使い分けて!
紫外線を浴びると炎症を引き起こすレチノール配合系は、夜につけるのがベスト。毛穴ケア系は、メイクのノリを高めるので朝つけるのが◎。
べたつきが気になるなら乳液、乾燥が気になるならクリーム、それでも乾くなら重ね塗りと使い分けを。化粧水の蒸発を防ぐために、仕上げに必ず投入して!
手の熱を加えながらのばす
乳液(乾燥肌の人はクリーム)を適量取り、手の温もりを与えながら、手のひらでのばす。
頬全体になじませる
円を描くように、頬の内側から外側に向かって、手のひらで刺激を与えないようになじませて。
乾燥しやすい目もとにも
乾燥小ジワが出やすい目の周りにもしっかりと。指の腹で、シワの溝に入れ込むようになじませて。
口の周りも忘れずに
目もと同様に、乾燥しやすい口の周りにもしっかりと。指の腹で優しくなじませてフィニッシュ。
Q.肌がベタつくときは乳液もクリームもなしでいい?
A.必ず油分でフタをしましょう!
乳液とクリームは、化粧水の蒸発を防ぐためにフタをするようなもの。塗らないと潤いが逃げ、乾燥の原因に。べたつくときは乳液だけにしたりと調節を。
セラミドは保湿剤の中でも潤いをつかむだけでなく、抱え込む働きがあるため、潤いキープ力の強いのが特徴。ヒアルロン酸は潤いを閉じ込める働きがあり。
色素を還元する効果のあるものや、美白作用のあるアイテムを使うのが◎。違う働きのものを組み合わせて、多方面からアプローチすると効果抜群です!
敏感肌の人は、肌に近い成分で作られている弱酸性のアイテムを使いましょう。また、肌に潤いを溜めるヒアルロン酸配合のものを選ぶのもおすすめです!
大人ニキビは、潤い不足やバリア機能の低下が主な原因。刺激の少ないアイテムを使い、ダメージを受けた肌を優しくケア。ニキビのできにくい肌へ導いて
レディースMe 編集部
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