教えてくれたのは

 

高山都さん

日本の女性モデル、女優、タレントさん。きちんとした装いからラフなカジュアルまで、多彩なシャツのスタイリングをSNSで披露している。

今回はその着こなし術を参考に、シャツをもっと自由に着こなそう。

 

 

(右上)ホワイトマウンテニアリングのメンズ。(左上)オブレクトのオーバーサイズシャツはさまざまな着こなしが楽しめる。(左下)お気に入りのシャツとスカートのセットアップはエイトン。

高山都さんが考える「シャツについて」

着方で印象を変えればシャツは自由に着こなせる

思いのままにシャツの着こなしを楽しんでいる高山都さんですが、意外にもシャツの魅力を知ったのは大人になってからだという。「生真面目になってしまったり、平凡に見えたり、むしろシャツは苦手だなと感じていたんです。だけど、髪を明るい色に変えたら軽さが加わったおかげか、シャツが似合うようになったんです。そこからだんだん面白さがわかってきて、遊びを取り入れるようになりました。着崩しやレイヤード、小物使いで雰囲気を変えて楽しめるので、今ではシャツが大好きです」

 

自信を持って着こなせるようになったきっかけは、自分に似合うサイズ感と着こなし方が見つかったこと。「小柄なのでジャストサイズだとこじんまりしてしまって、子どもっぽくなったり、野暮ったく見えたりするんです。肩が落ちるくらいゆとりがあって、ヒップが隠れるくらいの丈を選べば、襟を抜いたり、袖をまくったり、自分に合うバランスに調整できるので失敗がありません。真っ直ぐなシルエットが好きなので、メンズシャツの一番小さいサイズを買うこともあります」数あるシャツの中でも、頼りになるのが細めの幅のストライプ柄。「シャープにスラリと見えるし、汚れやシワが目立ちにくいのも魅力です。一日着ていてもクリーンな印象を保てるので、使い勝手がいいですね」

目次(もくじ)

差がつく、着る前のポイント〈4選〉

おすすめのシャツ&ブランド

オールシーズン(一年中)着まわし方

シャツの色んな着こなし方〈3選〉

①差がつく、着る前のポイント〈4選〉

〈1〉着る前には必ずスチーマーを当てる

 

コットンはもちろん、シワになりにくいものやリネンなどのナチュラルな素材もシワを伸ばして着る。「このひと手間でシャツがきれいに見えるし、肌映りがよくなります」(高山さん)

 

〈2〉鏡の前でバランスを見て着方を調節する

 

小物も靴も身につけた状態で全身のバランスをチェック。「上や下のボタンを外したり、襟を抜いたり、袖まくりしたり、自分に似合う着方になるまで試行錯誤しています」

 

〈3〉白いシャツの日は赤リップを塗る

 

メイクでもひと工夫して、白シャツの生真面目さを外すのが高山さん流。「赤リップは女性らしい華やかさと遊びを簡単に足せるので、白シャツがこなれた雰囲気になります」

 

〈4〉アクセや小物を欠かさずつける

 

自分らしさやこなれ感を出したり、バランスを整えるのに欠かせないのがアクセサリー。「鏡の横にアクセサリーを全部置いて、なりたいイメージに合わせて組み合わせています」

端正なシャツには強めのものを合わせる。[右手]プレスレット:細(ソフィブハイ)、太(ウェロニカ)リング:中指(エルメス)、小指(ティファニー)、[左手]時計(ヴィンテージのロレックス / すべて高山さん私物)

 

 

遊びを添えたい時に重宝。チョーカー風に結ぶのがお気に入り。リボンタイ(ともにヴィンテージのエルメス / すべて高山さん私物)

 

 

重ね付けしやすいシルバーやパールが好み。右から、ネックレスチェーン(チーゴ)、パール(ララガン)、ハートピアス(ニーナ&ジュールスパリス)、リング:パール(ララガン)、数字モチーフ(ザレタリング)、イヤカ星(チーゴ)、Mモチーフ(ミキモト / すべて高山さん私物)

 

 

②おすすめのシャツ&ブランド

大人に似合うブランド〈デイリーに愛用できる!〉

仕事でもたくさんのシャツに袖を通してきたことから、自分に似合うシャツが揃うブランドにも詳しい。「シルエットがきれいで着心地がいいことはもちろんですが、ゆったりしていてもどこか女性らしさがあったり、遊びのきくものが好み。

 

『カレンソロジー』は、着崩しても品よく見えるシャツが豊富。『ティッカ』は大人に似合うシャツが揃っていて、着心地がいいのも魅力です。『アナトミカ』はメンズ派生のブランドなので、甘さのないジェンダーフリーなかっこよさに惹かれます。夫とリンクコーデで楽しんでいます」

 

 

ティッカ

センスのいい色使いのストライプ柄が魅力。さりげない遊びのあるシンプルなデザインがちょうどいい。シャツ \24,200

 

 

アナトミカ

メンズ仕立てなので、着崩すとかっこいい。明るい色をお洒落に着こなせます。シャツ \26,400

 

 

カレンソロジー

ボタンを開けて着崩した時の胸元がきれいで、女性らしい印象になります。シャツ \20,900

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仕立てのよい上質シャツ〈シンプルな一生モノ!〉

素材や仕立ての行き届いた上質なシャツは、“一生モノ”と思ってちょっとずつ揃えているそう。

 

「トレンドに左右されず、コンサバにもならないベーシックなデザインを吟味して、大切に長く着ようと思っています。シンデレラサイズとの出会いを願って、リユース品やヴィンテージを探すことも。シルエット
が美しくて、シンプルなデザインでもモードなかっこよさがあるので、着るだけで素敵な佇まいになります。

 

トークショーや会食など、きちんと見せたい場面にも安心して着て行けるのも魅力。上等なシャツの仕立てや着心地のよさなど、服を知る勉強にもなるんです」

 

 

上段右から、シワになりにくく旅行や移動が多い日に活躍。水色(メゾン マルジェラ)、上品な華やかさがあって着こなしやすい。ネイビー(クロエ)、リユース品で見つけたストライプのバンドカラー(セリーヌ)、下段右から、シルク100%でオンもオフも着られてデイリーに活躍。赤のストライプ(イザベルマラン)、仕立てがよく、トークショーなど「ここぞ!」という時に着る一張羅。白(ジルサンダー / すべて高山さん私物)

 

 

③オールシーズン(一年中)着まわし方

「シャツは主役にも脇役にもなるから一年中着こなせます。きれいなシャツが一枚あれば、肩掛けしたり、羽織ったり、レイヤードしたり、いろいろ遊べるので着こなしの幅が広がります」と高山さん。そこで普段から愛使用しているシャツで、四季に合わせた着まわしを披露。

 

 

Tシャツとオールインワンに羽織って、春らしく軽やかに楽しむ。「メンズっぽい形のシャツなので、アメカジ風コーデによく合います」オールインワン \45,100(ロンハーマン)中に着たTシャツ \14,300(エキップモン / サザビーリーグ)

 

 

袖を結んで肩掛けしたシャツが、黒の装いを涼やかに見せる。「冷房や紫外線が気になる時には羽織れるので安心」ワンピース \14,960(高山都×シップスエニィ / シップスインフォメーションセンター)

 

 

〈右〉スウェットの袖口や裾からシャツを覗かせる小技が、お洒落さをただよわせる。「レイヤードするとスウェットを大人っぽく着こなせます。シャツを出す分量は、自分に合うようにバランスを吟味します」スウェット \13,200(ザシンゾーン / シンゾーンルミネ有楽町店)

 

〈左〉シャツやデニムのブルーに茶色のベストを添えて秋らしさを表現。「ストライプ柄とベストが縦ラインを強調してすっきり見えます。デニムは濃い色を選ぶと大人っぽい雰囲気」ベスト \18,700(ノンブルアンペール / ノンブルアンペール吉祥寺パークストア)デニムパンツ \29,700(ニアーニッポン / ニアー)バッグ \39,600(オルセット / オルサ)パンプス \33,000(ピッピシック / RHCロンハーマン)

 

 

タートルネックのニットを中に着て寒さ対策。「白のタートルとシャツのおかげで顔周りが明るく見えます」コート \143,000(チノ / モールド)中に着たタートルニット \14,300(カレンソロジー / カレンソロジー青山)カチューシャ \6,050(iris47 / フープス)

 

 

④シャツの色んな着こなし方〈3選〉

テイストを変えて着られるのもシャツの持ち味。「合わせるアイテムや着こなし方で、フェミニンな装いもリラックスしたカジュアルも楽しめます。それに、シャツを加えると甘さやラフさが引き締まり、こなれた雰囲気に仕上がるので大人には使い勝手がいいですよね」

きちんと(上品に)着る

 

仕事でもプライベートでも、大人としての品格が必要な場面こそ、頼りになるのがシャツ。「他にどんなアイテムを合わせても、シャツさえ着てしまえば“ちゃんと見える”のがよさだと思います。着崩さずにボタンを上まで留めれば、より一層端正に着こなせます」

 

 

「すっきりしたバンドカラーのシャツなら、さらに顔周りがシャープに見えます。ボタンを留めたままカフスを折れば、きちんとした手元を保ったまま袖丈を調整できます」シャツ \42,900(エブール)パンツ \22,000(カレンソロジー / カレンソロジー青山)

 

フェミニンに着る

着崩したり、小物の合わせ方で女性らしくアレンジするのがコツ。ゆったりシャツの裾を入れたり、袖をまくって丸みのある形を作ったり、カチューシャなどの小物で優しさを足すのが高山都流。

 

 

胸元のボタンを開け、ボリューム袖風に着る。「ロングスカートとなじむように、シャツを女性らしくアレンジしました」シャツ \27,500(ケイエイチアール)レザースカート \132,000(エブール / エブールGINZASIX店)

 

 

繊細なカチューシャをつけて女性らしさを加える。「前髪を上げると顔周りも明るくなるので、フェミニンさが際立ちます」タックシャツ \42,900(フィータ / ロンハーマン)カチューシャ \6,050(iris47 / フープス)

 

カジュアルに着る

ボーイッシュなオーバーオールやデニムパンツは、シャツを加えてメンズライクなかっこよさを強調。たすき掛けにしたり、Tシャツに重ねれば、ラフに着こなせる。

 

 

旬のたすき掛けにしてストリート風のかっこよさを足す。「ストライプ柄でシャープさを加えてかっこよく」ストライプシャツ \29,700(インディビジュアライズドシャツ)キャップ \6,600(エレンディーク)

 

気楽なデニムのかっこよさを白Tシャツとの重ね着で強調。「シャツを羽織ればルーズにならず、大人っぽくまとまります」シャツ \27,500(カレンソロジー)中に着たTシャツ \6,380(ザシンゾーン)

 

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レディースMe 編集部

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