間違いを直して、正しいベーメイクを伝授!
肌悩みを解決し、30代の理想の肌になれるベースメイクについて、プロの方に徹底的に教えてもらいました。
森ユキオさん・ヘア&メイクアップアーティスト ROI代表
シミが気になるからといって、全てをカバーすると多くのアイテムを使い、結果厚塗りに。下地とファンデだけでシミは十分薄くなるから、それでも気になるシミだけを隠せばいいんです。
気になるシミを全部隠そうとファンデ2種使いで完全対策
これ以上シミを増やさないように下地はピンクベースのUVケアのものを。コンシーラーを5、6カ所のシミに塗った後、ブラシでリキッドファンデを。その上からパウダリーファンデを塗って、とにかくシミを覆い隠すのに必死。(後藤)
ファンデでシミを隠すなら“肌より暗め”色が効果的
ファンデを2つは塗りすぎ!(笑) 色味が明るすぎるのでワントーン下げて、肌をふんわり優しく見せるプレストパウダーをプラスしてより素肌っぽく仕上げましょう。このパウダーはメーク直しのときにも便利です。(森)
後藤優奈さん
下地は悩みのある①②③に叩き込んだ後、すりこむように塗り手に残った分を周りに塗るくらいでOK。
まずは①の顔の中心部分にスポレンジで叩き込むように。スポンジに残った分で②のフェイスラインを仕上げるとのっぺりしません。
目の下全体に塗らず、一番クマが濃い部分だけに一番濃い色のAを筆で塗り、指でトントンとなじませます。
周囲の肌より気持ち濃いめのコンシーラーBを、一番気になるシミだけに筆でなじませて。シミより大きく描きすぎないこと!
パウダーを大きめブラシにとり、中心から塗った後、生え際とフフェイスラインをさっと塗ります。
崩れてファンデが溜まりやすいほうれい線には、小さめのブラシでパウダーを重ねづけすると崩れ防止に。
薄づきなのにしっかりカバーも!
とにかく肌の軽さに感動しました。
肌が軽いのにびっくり! すごく薄づきなのに、粉っぽさが全くなく、気になるシミが目立ちません。若返ったみたい(笑)。日頃、健康的な、“長谷川潤さん”のようになってほしいと言う夫に「すごくいい」と褒められました。
つけ心地の軽さで選ぶのはいいですが、塗り方でファンデの力を活かしきれていません。素肌感こそ実はベースの作りこみが大事。
産後、軽いつけ心地に移行手短にささっと塗っています
出産後、敏感肌になってかゆみが出たこともあり、ナチュラルなものを選択。下地を顔全体にのせバ~ッと広げ、リキッドコンシーラーを目周り全体に。下地と同様にファンデを塗り、パウダーをはたいてぱぱっと終了。(金)
明るさとツヤがUPした最新の下地とコンシーラーに更新
皮膚の薄い金さんにはツヤを補ったほうがいいので、よりツヤを与えてくれる下地とハイライト入りのコンシーラーを投入しましょう。少量で肌が変わり、厚塗りにならないので時間がない方におすすめのアイテムです。(森)
金 奈美さん
下地は一番気になる目の下にすべらすように塗り、その後中心から外に向かって指でなじませて。
目頭から黒目の中央まで、コンシーラーを放射状に3本引き、中指で叩き込んでなじませます。
手にとったファンデを少量ずつ顔の中心から外へ叩き込んで。スポンジが余分なファンデと油分を吸い取り時間がたっても崩れません!
コンシーラーをつけた目の下は最後。スポンジの端でこすらないよう残ったファンデをトントンとのせます。
パフをこすり合わせると粉が均一になります。さらに手の甲に一度おいて余分な粉を落としてから顔全体に薄くのせて。
残ったパウダーを、パフの先を使ってまぶたにものせます。アイシャドウの色落ちもしにくく、くすみ予防に。
薄づきなのに顔色が明るい!
スポンジを使うと本当に崩れません
隠したい部分を先に塗り、すべてのアイテムを少量重ねていくと、こんなにも自然で明るい印象になるのかと大きな発見です。このやり方だとお直しできなくても、肌にフィットし一日中ベースが崩れないのに驚きました!
配合されたテラヘルツ鉱石という天然石のパウダーが肌を振動させるのでマッサージをしたような効果が。洗顔することで落ちた代謝を高め、ぱっと顔が明るくなりますよ。
厚みがあると、余分なファンデーションを吸い取ってくれるので厚塗りになりません。また、きちんと叩き込むことができるのでファンデが肌に密着して崩れ予防にも!
1本で美容液効果と凹凸を均一にするWの効果を持つ下地に、キメの細かいふんわりパウダーを合わせれば、肌への負担感がなく心地いい。仕上がりも自然です。
どんなファンデとも相性のいいオイル。手の甲にいつものファンデをのせ、オイルを1、2滴加え混ぜるだけでツヤ肌ファンデの完成です。保湿力が高く、肌が乾燥しないのもポイント。
濃いめの色でも日本人の肌に合う黄みが入っているものは肌に浮かずなじみやすい。おすすめはNARS。12色の幅広いバリエーションなので、小麦肌でも必ず合う色が見つかりますよ。
ピンクやパープル、ブルーなどのカラーコントロールは実は初心者には難しいのでベージュが万能。特に赤みや黄ぐすみが気になる人は、下地代わりに取り入れると簡単ですよ。
最近のBBクリームはツヤ感が大きく進化しました。しっとり感と適度なツヤでフレッシュな肌に見せてくれるので、公園などの外遊びにも最適!
ミネラル成分が入っていて、いかにもではない上品なツヤが出ます。頬の高いところにブラシでクルクルするようにつけると、明るさが生まれ、チークがなくても立体感が出ますよ。
キメ細かい粒子がテカリの原因となる皮脂や汗を吸収。テカリが出てきたら、余分な皮脂をあぶらとり紙でオフし、Tゾーンにパウダーを塗ると毛穴が目立たず、つるっとした肌に!
有機栽培で育てた植物などこだわりの原料を使い、着色料や保存料を使っていないから、小さなお子さんがいるママはもちろん、敏感肌の人でも安心して毎日使えて肌負担も少なめ。
配合された美容成分がシミの出現を抑えるうえ、大気汚染、紫外線カットができ、肌色をきれいに整えてくれるという願いが叶う万能CCクリームは肌が重たくならず、快適です。
A.BBやCCより、本当はファンデーションがおすすめ!
外気のストレスから肌を守ってくれるし、最近のファンデーションはかなり進化していて美容成分入りのものなどトリートメント効果が期待できるものもあるので、肌への負担が気になる人はそういったものを選んでみては?
A.指で塗るのは、顔に指紋をつけまくっているようなものです。
ママたちは家事で手を酷使しているので指紋が深くなっています。その指でいくら塗っても指紋や筋がつくばかり。スポンジなら滑らかに均等に仕上がります。裏、表など使う面を変えながらせめて4日に一度は洗うか使い捨てタイプを。洗わず使い続けているスポンジは便座の裏側くらい汚れていますよ!
A.隠したいポイントによっ塗る順番が変わります。
例えば、広範囲にある小さめのシミを隠すならまずファンデーションで全体を隠した後で気になるところだけに、目の下のクマなど崩れやすい部分なら、コンシーラーを塗った後に、そこを避けるように顔全体にファンデーションを塗り、スポンジに残った分でコンシーラーの上に優しく叩き込む、など隠す部分で順番を変えて。100%隠そうとすると取りこぼしが悪目立ちするので、60%くらいの気持ちが程よいでしょう。とにかく厚塗りは厳禁!
A.理想は「しっかり作りこんでいるのにナチュラルに見える肌」
厚塗りは老け顔の原因。最近のファンデーションは、薄づきでもカバー力があるものが増えているので、その力を信じて塗り重ねるのではなく、特に隠したいところにポイントを絞って。
A.とにかく「塗りすぎ注意」を心がけて!
下地、コントロールカラー、ファンデーション、ハイライトなどなど、アイテム同士の相性もあるけれど崩れの原因はとにかく塗りすぎ、重ねすぎ。思い切ってアイテムの数を絞るのも有効です。ファンデーションも顔全面に塗るとのっぺりしてしまうので、顔の中心部分に塗ったら、生え際やフェイスラインはスポンジに残ったものを伸ばす程度でOK。
A.春夏と秋冬で使い分けて。
夏用は崩れにくい、冬用は保湿効果が高いなどそもそも入っている成分が違うし、その効果も年々進化しているので、季節で使い分けると結果的にきれいに仕上がりますよ。一度皮脂がついたファンデーションは酸化が進んでいるので、もったいなくても次の季節には買い替えたほうがベター。開封後は基本劣化が始まっていると考えて。また30代の肌は刻々と変化していくので35歳を境にファンデーション自体を見直しましょう。
A.自分の肌より一段暗めを選ぶと失敗しにくいです。
最近のファンデーションは光を拡散させるものが多く、色を暗くしてもくすみません。自分の肌よりワントーン落として選ぶほうが自然に見えます。顎の下の影の部分にファンデーションをのせてみて白浮きしなければ適切な色。
レディースMe 編集部
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