頑張っておしゃれをしたつもりでも、なんとなくあか抜けないのは、センスがないから? 体型のせい? いいえ、違います!

 

それはあなたの「骨格」に合わない洋服を選んでいるから。今回ご紹介する「骨格スタイル分析」なら、自分に似合う服や似合わない服が一目瞭然。あなたが本来持っている魅力を引き出してくれるファッションと出会えますよ!

教えてくれた人

 

鈴木尚子さん

骨格スタイル協会本部講師。クローゼットオーガナイザー。ファッションと収納を融合させた整理収納の第一人者で、個別指導の予約は半年待ちと人気。セミナーの講師や単行本の執筆など多方面で活躍。著書に「シンプルベーシックなMy Styleのつくり方』など。

 

目次(もくじ)

■1.骨格スタイル分析

■1-1.ストレートタイプ

■1-2.ウェーブタイプ

■1-3.ナチュラルタイプ

■2.アイテム別、あなたが本当に似合うデザインは?

■3.シチュエーション別コーディネート

■4.【プチ特集】骨格スタイル分析はヘア&メイクにも活用!

 

【1】骨格スタイル分析「あなたはどのタイプ?」

 

まず、「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3つの骨格タイプに分類します。下の内容で、自分に当てはまるものをすべてチェックしてください。

 

3つのうち、もっとも多くチェックがついたタイプがあなたの骨格タイプになります。

 

 

 

 

ストレートタイプ

 

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〈ストレート〉タイプは、立体感のあるメリハリ体型。全身に厚みがあるので、細身な人でもきゃしゃな印象になりません。質感も、「筋肉」を感じさせる豊かなハリがあります。

 

体自体に存在感があるこのタイプの人は、服や小物に余計な装飾がないほうがあか抜けて見えるため、シンプルなアイテムが◎。おすす止めのコーディネートシルエットは、「Iライン」。全体のボリュームを抑えて、縦に長い長方形のシルエットをつくるとバランスよくまとまります。

 

また、胸もとや首まわりが詰まった印象にならないように、トップスはVネックまたは深めのUネックのものが有効。ジャストサイズなものを選ぶと、上半身がすっきり見えます。

 

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【似合う柄】

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シンプルな無地をベースに、柄物を着るなら、大きめを選ぶようにして。

 

【似合う素材】

厚手でハリのある質感のものを選ぶと、体の質感と調和してあか抜けた印象に。綿100%、シルク100%、カシミヤ100%、レザーなどボディの存在感に負けない上質感のあるものが似合います。ニットなら編み目が細かく、なめらかな質感のハイゲージのものを選びましょう。

 

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顔や肩まわりにフリルなどの装飾があるもの、ふんわりとしたシルエットのもの、薄い素材のものは、太って見えるので注意。ドルマンスリーブやフレンチスリーブなども、二の腕と肩のボリュームを強調してしまいます。

 

 

ウェーブタイプ

 

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〈ウェーブ〉の人は、やわらかな質感で下重心なのが特徴です。上半身が薄く、きゃしゃな印象の体型で、体重が増えても上半身はやせて見えるという人も。このタイプの人がシンプルな着こなしをすると、地味になってしまうので、タックやフリル、ドレープなど装飾のあるアイテムで華やかさをプラスするのがポイントです。

 

おすすめのコーディネートシルエットは、「Xライン」。ウエストを強調してメリハリをつける「ふわピタ」スタイルなら、女性的なボディをより引き立てることができます。また、胸下に切り替えがあるトップスやハイウエストのボトムは、下重心の体型をカバーする効果があるので、ぜひ取り入れてみましょう。

 

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【似合う柄】

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小さな柄がお似合い。大柄のものは柄の存在感にきゃしゃな体つきが負けてしまいます。

 

【似合う素材】

体の質感になじむ柔らかな素材のものや、透けるもの、伸びるもの(ストレッチ素材)が◎です。たとえば、シフォン、ナイロン、ベロア、エナメルスエードなど。ニットなら、薄手で体にフィットするものやモヘアなどのふんわりとしたものが似合います。

 

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シンプルすぎるアイテムやダンガリーシャツなどのカジュアルなアイテムは、地味&やぼったく見えるので注意。大きめサイズをざっくり着くずすようなマニッシュスタイルやワークスタイルなど、ハードな印象の服もなじみません。

 

 

ナチュラルタイプ

 

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〈ナチュラル〉の人は、体のフレームがしっかりしていて、「骨」張った印象なのが特徴。ボーイッシュな体型の人が多いようです。そでを無造作にまくったり、ジャケットのボタンをはずすなどのラフな着こなしも、体のフレームがしっかりしているので、だらしなく見えず、こなれた雰囲気になります。

 

個性的なデザインの変形トップス、超ロング丈のボトムなど、一見むずかしそうなアイテムもおしゃれに着こなせるでしょう。おすすめのコーディネートシルエットは、「A&Yライン」。ゆったりとしたサイズ感のもの、着丈の長いもので、AかYのラインをつくります。全体的に縦の長さを感じさせるアイテムを選び、カジュアルな着こなしを心がけて。

 

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【似合う柄】

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カジュアル感のある柄、もしくは個性的で不規則な柄を選びましょう。

 

【似合う素材】

麻、綿、コーデュロイ、デニム、ウールなど素朴な質感のものを選びましょう。しわ加工やヴィンテージ加工など個性的な質感も得意。ニットなら編み目が大きく、ざっくりとしたローゲージのものがおすすめ。

 

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タイトなシルエットのものを着ると、体のフレームが強調されやぼったく見えてしまいます。短め丈のトップスやボトムも同じ理由で注意。コンサバなスーツスタイルも、遊び心が足らず、どこか「着させられている」感が漂います。

 

 

【2】アイテム別、あなたが本当に似合うデザインは?

ジャケット、シャツ、パンツなど同じアイテムでも、タイプによって似合うデザインや素材が違ってきます。
ここでは着こなしのベースになる定番アイテムの選び方をタイプ別に伝授しています。

ジャケット

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ベーシックなテーラードジャケットが◎。ハリのある素材で、ウエストに適度なしぼりのあるものが厚みのあるボディに映えます。胸もとが詰まって見えないよう、Vゾーンが深めのものを選んで。丈は腰骨くらいがベストバランスです。

 

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ノーカラーのツイードジャケットを選べば、上品にまとめることができます。生地にラメが織り込まれているものなら、華やかさがさらにアップ。着丈が短めで、体にフィットする、女性らしいシルエットのものがおすすめです。

 

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ウエストにあまりしぼりのない、ボックスジャケット&ロング丈がおすすめ。そでが折り返せるロールアップスリーブのものや、おしりまで隠れる超ロング丈のものなど個性的なデザインもよく似合うので、挑戦してみて。

 

シャツ&ブラウス

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ベーシックな形で、肩のラインがぴったり合ったジャストサイズのものを選ぶのがポイント。薄い素材は体の丸みが目立ちやすいので、ほどよい厚みとハリ感があるものを。アイロンをきちんとかけて、きれいめに着こなして。

 

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シャツよりもノーカラーのブラウスのほうが似合います。胸もとにドレープが寄っているもの、ボウタイブラウスなど装飾性の高いものが◎。ポリエステルシフォンなど、薄くとろみのある素材で女性らしさを演出しましょう。

 

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織りの目立つオックスフォードや、洗いざらしの麻、しわ加工のものなど、ラフな質感のものが似合います。また、カジュアル感の強いダンガリーシャツも得意なアイテム。そでをまくって、無造作な着こなしを楽しんで。

 

Tシャツ

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衿もとが詰まったものはNG。Vネックや深めのUネックなど、あきの広いものを選ぶのが上半身をすっきり見せるコツです。シャツ同様、ほどよい厚みとハリのある素材を選びましょう。

 

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ベーシックな形のTシャツが似合わないのがこのタイプ。着丈は短め&衿のリブは細め、ストレッチがきいた女性らしいシルエットのものを選んで。フレンチスリーブやパフスリーブの可憐な雰囲気もマッチします。

 

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骨格が目立たないよう、できるだけゆったりとしたシルエットのものがおすすめ。そでぐりが広いドルマンスリーブや折り返しのあるロールアップスリーブもおしゃれに着こなせます。綿や麻混などラフな質感のものを選んで。

 

パンツ

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腰の位置が高いので比較的どんなパンツでも似合います。なかでもベーシックなストレートパンツは鉄板。センタープレスや縦に縫い目のあるものできちんと感を演出して。くるぶしが見え隠れすある九分丈やフルレングスのものがベストです。

 

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柔らかな素材で、ウエストからヒップにかけてゆとりのあるタック入りパンツストレッチ素材で体にフィットするスキニーパンツ、どちらも得意なアイテムです。また、足首が見えるクロップド丈で軽やかさを出すのも有効です。

 

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ワイドパンツなど、すそに重さのあるシルエットのものがよく似合います。すその仕上げはダブルがおすすめ。ボーイフレンドデニムやカーゴパンツなど、ラフな着こなしができるのもこのタイプの特徴です。

 

スカート

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すらりとしたひざ下と、メリハリのあるヒップラインを生かせるタイトスカートは、似合うこと必至のアイテム。ストレートラインのスカートもIラインがつくれるのでバランスよく見えます。

 

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プリーツスカートやフレアスカートなど、広がりのあるシルエットを選ぶとXラインが際立ち、おしゃれに見えます。タイトスカートなら、ウエストからヒップにかけて丸みのあるコクーンシルエットのものも似合います。

 

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ルーズフィットのマキシ丈スカートやボックススカートなど、縦に長さを感じさせる、ゆったりとしたシルエットのものが似合います。ひざを出すと関節が目立ってしまうので、ひざ下丈からロングを選んだほうがベターです。

 

アクセサリー

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一粒パールやフープピアス、バングルといったスタンダードなアクセサリーがおすすめです。シンプルな装いに上質感を与えてくれる本物を選ぶようにしましょう。パールなら存在感のある8mm以上のものが映えて見えます。

 

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繊細なつくりのもの、小ぶりのもの、キラキラしたものがぴったり。揺れるピアスやきゃしゃなブレスレットも似合います。また、ネックレスは重ねづけするとより可憐な印象に。パールは、ベビーパールを選ぶのが正解です。

 

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ボリュームのあるもの、長さのあるものをつけるとおしゃれに。ブレスレットの重ねづけも◎。ジュエリーならターコイズ、さんごなど透明度がないものを。エスニックな雰囲気の木製アクセサリーや、丸くないバロックパールも似合います。

 

 

【3】シチュエーション別コーディネート

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「こんなとき、何をどう着れば素敵に見えるの?」という悩みにお答えするべく、タイプ別におすすめのコーディネートを紹介しています。
洋服から靴&小物にいたるまで、〈素敵に似合う鉄板コーデ〉をお教えします!

 

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ベーシックなテーラードジャケット×タイトスカートの「きちんとコーデ」が正解。きりりとした雰囲気が洗練さにつながります。スーツはハリのある素材で、ほどよいフィット感のあるものを。本真珠のネックレスで高級感を出しましょう。

 

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かっちりしすぎると地味で堅苦しい印象に。ノーカラージャケットとふんわりスカートでフェミニンに仕上げます。ジャケットはショート丈を選び、Xラインを意識。小物は、キラキラ光る華やかなものを取り入れましょう。

 

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個性的なパンツスタイルがぴったり。縦の長さを強調した下重心のコーディネートは、このタイプをすっきりきれいに見せるベストシルエット。ジャケットは、ざっくりとした織り目のブリティッシュツイードをチョイスして。マニッシュな雰囲気が際立って、おしゃれに見えます。

 

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ベーシックな装いに、シルクのスカーフを巻くだけで、洗練度がぐっとアップ。カジュアルすぎない、きれいめコーデを心がけましょう。デニムはストレートタイプを。センタープレスのものなら、きちんとした印象になります。

 

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カジュアルなスタイルでも、モヘアのニットとスキニーデニムの組み合わせで女性らしさを忘れずに。ぺたんこ靴をはくなら、スニーカー&ローファー系よりもバレエシューズが断然おすすめ。可憐な印象にまとまります。

 

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トップスもボトムも長め、大きめ、太めのものを選んで、ラフな雰囲気を演出しましょう。仕上げにざっくりとした質感のストールを無造作に巻きつけて。バッグは大きめのほうがバランスがとれます。

 

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シンプルなラインのシルエットのワンピースでシックに。胸もとがすっきり見えるVネックのものがおすすめです。直線的なデザインのクラッチバッグは、クラシックな雰囲気で〈ストレート〉タイプに似合います。

 

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ふんわりスカート、パフスリーブ、Xラインとウェーブ的要素が満載のワンピース。大人ラブリーに仕上げるのがポイントです。甘すぎると感じる人は、ダークカラーのものを選ぶようにして。

 

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マキシ丈のシャツワンピースは、〈ナチュラル〉タイプだからこそ似合うアイテム。ベルトでウエスト部分にふくらみを持たせて、ルーズに着こなしましょう。ストールの代わりに、ざっくりニットを肩にかけてもOK。

 

 

【4】「プチ特集」骨格スタイル分析はヘア&メイクにも活用!

ヘアスタイルやメイクもその人の印象を左右する重要な要素。服と同様、骨格タイプによって似合うヘア&メイクがあるので、ぜひ参考にして。

 

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〈ストレート〉

ストレートヘアで、肩にかからないショートからボブスタイルがすっきり見えます。メイクは全体的にマットに仕上げ、ラメやパールは最小限にとどめるのがポイントです。

 

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〈ウェーブ〉

顔まわりにウェーブのラインをつくると、フェミニンな魅力がアップ。メイクも華やかさを意識するのがポイント。パール&ラメ入りのカラーやグロスで光沢感を出します。

 

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〈ナチュラル〉

全体の重心を下げるとバランスよく見えるので、ロング~ベリーロングが似合います。メイクもヘアも作り込まないようにし、無造作でナチュラルな雰囲気に仕上げましょう。

 

この記事を書いたのは

著者情報

レディースMe 編集部

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