カシミア 洗濯

 

 

〈コツ〉繊維の奥の汚れを取り、油分を与え、スチームで整える。

デリケート素材のカシミアは、優しく丁寧に手洗いを。“5回推し洗いして、持ち上げる”のが基本の動作です。仕上げはスチームアイロンでふんわりと。新品のような風合いに感動。

目次(もくじ)

カシミアニットの洗濯方法

下洗い、本洗い

乾燥(干し方)

アイロンがけ

カシミアニットの洗濯方法

教えてくれたのは

 

洗濯王子の愛称で親しまれるクリーニングのプロ、中村祐一さん。

1984年生まれ。長野市伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。“洗濯で世界を変える”という信念のもと、経験に基づいた洗濯の知識や技術を日本の家庭に向けて伝え続ける。
著書に『洗濯王子に教わる』、『幸せを呼ぶスマート洗濯』など多数。

 

自己流で洗ったカシミアのセーター。光沢と柔らかさが失われたような気がして…。

①下洗い、本洗い

 

1.洋服ブラシで毛並みに沿ってブラッシングをする(ほこりを払い、毛玉を防止するため)。

 

 

2.軽く畳んで、洗濯液(30℃のお湯に、おしゃれ着用液体洗剤を入れる)に浸す。

 

 

3.優しく5回押し洗いする。

 

 

4.繊維に洗濯液を通すように両手で持ち上げる(3、4を基本の1セットとし、5セット繰り返す)。

 

 

5.すすぎ。30℃のお湯をためて3、4を5セット行う。さらにお湯を替えて5セット行う。

 

 

6.30℃のお湯に柔軟剤を入れる(この時、羊オイルを1コイン大加えると、よりつややかさが増す)。

 

 

7.3、4を5セット行う。

 

 

8.軽く絞る。

 

 

9.洗濯機にニットを広げて入れ、30秒ほど軽く脱水。

 

②乾燥(干し方)

 

10.平干しして乾燥。リブや身幅の縮みを伸ばし、衿ぐりの形などを整える。

 

③アイロンがけ

 

11.袖からかける。リブや袖幅の縮みを伸ばし、アイロンを軽く浮かせてスチーム。

 

 

12.次は前身頃。裾のリブの縮みを伸ばす。

 

 

13.アイロンを浮かしてスチームをかける。

 

 

14.手で軽く押さえ、毛並みを整える。

 

 

15.続けて衿ぐり、身頃の順にかける(共に12、13、14の作業に準ずる)。

 

 

16.裏返した後、縮みやシワなど気になる部分があればアイロンを浮かせてスチーム。

 

 

17.各パーツとも、スチームをかけたら手で毛並みを整える。

 

 

18.仕上げに、毛並みに沿ってブラッシング。

 

 

19.完成。

 

この記事を書いたのは

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レディースMe 編集部

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