脱!お疲れ顔
大人の美メイク
疲れてないのに「疲れてる?」と言われた経験ありませんか? 大人になったらナチュラルメイク一辺倒よりも正しくメイクしてお疲れ顔を封印するのが大人のたしなみ。美しく洒落て見えるメイク方を伝授します。
■クマ解消
吉崎沙世子さん・ヘア&メイクアップアーティスト
どんよりくすんだお疲れ顔をフレッシュにリカバリーするには、チークやリップで血色を足すのが効果的。ファンデで影を覆い隠そうとするより手軽です。色選びやのせ方を工夫して今っぽい顔に更新!
ワンパレットに血色とライトカラーの2色が入ったデュアルチークなら、混ぜて濃さを調整したり、塗りか分けたりすることで、シーンに応じて印象を変えられます。
チークは頬骨に沿って斜めに角度をつけてのせ、色が残ったままのブラシにハイライトを取り、目尻周りの笑いジワが出る部分にのせる。
血色とライトカラーの2色の上を往復させながらブラシに混ぜ取り、発色を柔らかく、なじみやすいようにしておく。
頬の広めの範囲、そばかすが出る辺りに、あえてラフにポンポンと叩きのせ。ヘルシーでカジュアルな印象の血色感になる。
ヘルシーな明るさを漂わせるオレンジ
2_肌に溶け込むようになじんで、自然な血色感を与えるマイルドなオレンジ。
■カムフィー ブラッシュ 02 \3,500(セルヴォーク)
3_明るいオレンジとイエローをセットし、ブレンドの仕方によって血色を自在にコントロールできる。
■ピュア カラー ブラッシュ 119 \5,500(スック)
ふんわりのせられるチーク用ブラシを使う
2_柔らかい肌当たりでありながら、チークを狙った範囲にのせられる。
■MARU FUDE マルチ フェイスブラシ \3,500(SHISEIDO)
肌を明るくし、顔全体の雰囲気をポジティブに見せてくれるのがオレンジニュアンスのリップ。メイクのみならずルック全体に今っぽいムードが漂います。色調はシーンやファッションに応じて選択。
洗練された血色オレンジブラウン
ブラウンとオレンジをブレンドした深みのある色は、大人っぽいモード感があり、スタイルを引き締め洗練度を高めてくれます。肌を明るく、クリアに見せてくれる効果もあり!
1_軽やかなマット質感のオレンジブラウンは洗練された印象。
■バイブラント リッチ リップスティック 08 \5,000(スック)
2_温もり感のあるブラウンみオレンジが使いやすい。仕事・休日ともに活躍。
■MiMC ミネラルカラーリップ SPF20・PA++ 08 \3,500(MIMC)
3_深みのあるオレンジみブラウンはひと塗りで洒落る。
■ルージュ ヴォリュプテ シャイン 80 \4,100(イヴ・サンローラン・ボーテ)
唇の内側にポンポンと叩きつけるようにのせてから、上下の唇を「んまんま」とすり合わせ色をなじませる。
鮮やかなオレンジがもたらすヘルシーな可愛さは大人にも最適な色。シックなカラーが多い冬服のアクセントになり、お洒落に顔色を明るくしてくれます。
1_グロッシーに輝くジューシーなオレンジ。
■リップスティック コンフオート エアリー シャイン 08 \3,500(RMK Division)
2_コーデのアクセントになるヴィヴィッドな色み。リップスティック N309 \2,000
■リップスティック ケースN \1,000(ポール&ジョーボーテ)
3_みずみずしく輝き、肌なじみもいいブライトコーラル。
■ルージュ ココフラッシュ 114 \4,000(シャネル)
ブラシにリップカラーを取り、輪郭をきちんと取りながら塗って、唇のフォルムとリップの色の魅力を際立たせる。
ニュートラルで落ち着きがあり、さりげなく品のよさを醸しだせるベージュリップ。オレンジみを含んだ色を選べば血色不足の不健康顔にならず、今っぽいこなれ感も醸し出せます。
1_しっかり色づき、品と温もりを感じるヌーディカラー。
■ルージュ シュペルブ 11 \3,800(エレガンス コスメティックス)
2_今どきなヘルシーベージュでこなれた唇に。
■ヴィセ アヴァン リップスティック 025 \1,600(コーセー)
3_オレンジみを含んだ使いやすいベージュ。
■ザ ルージュ ベルベット BE303 \3,500(コスメデコルテ)
輪郭を取りながら直塗りしてから、指でスッとなでてなじませ、軽さを出しつつシワの中まで色を入れ込む。
大人のお疲れ感払拭には「目もとの華やぎ」を2割増し!
覇気のない印象に見えるのを防ぐためには、目もとにも程よい華やかさが不可欠。そこで取り入れたいのが、使いやすさの中に洒落たニュアンスのあるコスメ。攻めすぎることなく、華のある元気な表情に見せてくれます。
キレイ色パレット
ブラウンメイクだけでなく色を効かせることもできる
肌なじみがよいブラウン系グラデと、アクセントになるキレイ色のセット。目元を優しげに見せる、ピンク系を選択。
煌めきアイシャドウ
キラキラを目元に纏えば一気に華やかな印象になる
まばゆい輝きで、目元に明るさと華やぎを与えある。カラーレスで、光だけを添えるのが上品。
艶めきアイシャドウ
濡れたように艶めいてハイライト効果も叶う
艶やかな質感で、まぶたを立体的に見せる。ラベンダー色ならくすみを払って透明感もアップ。
モーヴマスカラ
主張するわけではないのにハッとする存在感を放つ
ライトブラウンライナー
明るい色でフレームを描き目元を自然に大きく見せる
強くなりすぎず、ナチュラルにキワを引き締めることができる色。瞳を明るく、柔らかな印象に見せる効果もある。
カーキライナー
絶妙なニュアンスカラーで洗練されたまなざしを作る
黒に含まれたグリーンのニュアンスで、目元をくっきり際立たせながら、洒落たムードも纏える。
濃い色のアイシャドウやまっ黒なアイライン、マスカラでこってり盛ると、いっそう暗い印象になりがち。パレットの中のライトカラーだけを使って自然な陰影を引き出しながら、目元を明るく見せましょう。さらに、ボルドーマスカラで血色も足します。
2_赤みがエレガント。
■エクストラ ボリュームカラーマスカラ 02 \4,400(アンプリチュード)
ライトカラーとベージュを混ぜたものを上下のまぶたにのせて軽い囲み目にし、ボルドーマスカラはサラッと薄く塗ってほんのり血色をプラスする。
AとBをブラシで混ぜながら取り、アイホールより少し広めの範囲と、下まぶたに5mm幅くらいのせる。
目を引き締めつつ洗練された印象になるカーキのアイラインで、トゥーマッチな仕上がりを回避。目のキワ全体ではなく、目尻側だけに短めに引けば、凜々しくも抜け感のあるメイクが完成。
2_凜としたまなざしを演出し、瞳も美しく見せてくれるディープグリーン。
■スティロユー ウォータープルーフ 948 \3,200(シャネル)
ベージュAをまぶまた全体にのせてニュアンスを与え、煌めくBで目頭を明るくする。カーキラインは目尻側だけ描く。
黒目の外側から描き始め、やや目尻を上げながら5mmほど延長して、スタート地点に折り返す。
疲れた印象を増してしまうまぶたのくすみは、まばゆい輝きで飛ばして華やかさまで上のせしましょう。範囲が広いと品を損なうので、光が当たる部分だけに絞ってのせることが大事。
2_スモーキーなカーキは知的でスタイリッシュな印象。
■ウズ アイオープニングライナー カーキ \1,500(ウズ バイ フローフシ)
煌めきシャドウをのせてくすみをオフし、ラインはカーキをまぶたのフレームに沿って細く入れ、さりげなくキワを引き締める。
キラキラシャドウを指に取り、黒目の上、アイホールの丸みの上の光が当たる部分だけにポンポンとワンポイントでのせる。
下まぶたのラインには立体感を生み、顔全体までシャープに見せる効果があります。黒だと強くなりすぎるので、ライトブラウンでソフトに締め、上まぶたは艶めきシャドウで軽やかに仕上げます。
2_優しく引き締めるパーリーなブラウン。ぼかせばアイシャドウにもなる。
■フーミー マルチライナー ROSY \1,500(Clue)
ラベンダーシャドウは指でツヤを出しながら塗ってまぶたの立体感を出し、下のキワだけライトブラウンラインで囲む。
赤みのあるライトブラウンのライナーで、下まぶただけを引き締める。線を引くのではなく、まつ毛のすき間を点で埋めながら囲む。
パレットの中のキレイ色で華やかにメイクすることで、老け感を払拭。ピンクを上下のまぶたに広めにのせて色を際立たせ、キワだけブラウンで優しく締めれば、フレッシュで可愛らしい目元が完成します。
2_くすみレッドをブレンドした抜け感のあるブラウン。
■デジャヴュ ラスティンファイ E クリームペンシル ブロンズブラウン \1,200(イミュ)
ピンクはシンプルに、キワから滲むように広めに単色でのせる。ラインは黒だとコントラストがつきすぎるので、ライトブラウンでソフトに締める。
ピンクのAをブラシに取り、上まぶたのキワからアイホールをはみ出すくらいまで広めにぼかす。下まぶたはチップで、涙袋の部分にのせる。
グラデーションで陰影を加えるより、さり気ない色や質感で立体的に見せるのがより自然でヘルシー。艶めきシャドウで明るさと立体感を高め、ボルドーマスカラで目元の奥行きを演出。
2_上品な赤みで、ほんのり甘さを醸し出す。
■ウズ モテマスカラ TM バーガンディ \1,800(ウズ バイ フローフシ)
ツヤのあるラベンダーのシャドウをハイライトのように使う。マスカラは根元を強調し、束感を出すことで引き締めてライン効果も狙う。
ブラシを根元に押し当てて濃くしてから毛先へ塗り上げ、次にブラシを縦にして束感を出す。
知性と健康美を醸し出す毛の流れを感じる立体眉
眉は、顔立ちの印象を大きく左右するパーツ。眉次第でキリリと知的にも、ぼんやり疲れた顔にも見えてしまうから、仕事の場ではもっとも手をかけてメイクすべき部位だといえます。
だからといって、くっきりした線で形を描くと、不自然に浮いてしまうので注意が必要。目指すべきは、ふんわりソフトな中に、立体的でフサフサとした毛流れを感じさせる「3D毛並み」の眉です。
全体の形はパウダーで柔らかく整え、足りない毛は極細ペンシルの線で足し、眉マスカラで毛並みを強調。この3ステップで描くことで、眉の中で抑揚がついて立体的になり、毛の流れも際立たせることができます。「3D毛並み」の眉で、ヘルシーで意志のある雰囲気を醸し出しましょう。
ひとつのアイテムだけで眉を描くと、平坦な仕上がりになりがち。多様なアイテムを取り入れることで、毛流れを感じる立体眉が完成します。
2_極細芯ながらなめらかに描け、自然に増毛できるダークブラウン。
■ヴィセ リシェ アイブロウ ペンシル SBR 305 \540(コーセー)
3_凜々しい印象に仕上げるオリーブブラウン。
■プロフェッショナル 3Dブロウマスカラ 004 \1,200(リンメル)
ブラシで毛を起こす
ペタンと寝ている毛を起こして、ふっくらした毛流れを回復させる。スクリチューブラシで眉頭は上、眉中以降は斜め上に向かってとかす。
パウダーでベースを作る
柔らかめのブラシにパウダーを取り、眉の中心から眉尻へのせてざっくり形を整える。キレイに描きすぎず、“2歩手前”くらいで止める。
眉頭方向へぼかし込む
今度は逆に眉頭の方向へとぼかし、ふんわり形を整える。眉頭付近が濃くならないように、ブラシに色は足さず、そのままぼかす。
ペンシルで毛を描き足す
毛が薄い部分は、ペンシルで描き足す。パウダーとマスカラの中間くらいの色の極細ペンシルで、1本1本毛を植えるように描いていく。
ぼかしてなじませる
パウダーとペンシルの色、質感の違いが出すぎて不自然にならないように、スクリューブラシでぼかす。同時に、下がってきた毛も起こす。
マスカラで毛並みを強調
濃いめカラーの眉マスカラを塗って、毛流れを整えながら毛の存在感を出す。眉頭はしっかり上に立てることで、より毛並みが強調される。
〈濃眉さんは…〉 パウダーは赤みブラウンマスカラは透明を使う
眉が明るく見える赤みカラー入りのパレットを使い、ペンシルでの描き足しは不要。マスカラはクリアタイプで毛流れだけ整える。
2_眉の毛流れを整えツヤを与える、透明ジェルタイプのマスカラ。
■アイブロウジェル \2,500(RMK Division)
〈薄眉さんは…〉 パウダーはマロン色、マスカラは濃いめ
2_超極細芯で、1本1本、本当の毛を足したように描ける。
■ウォータープルーフ アイブロウライナー 02 \2,500(ポール&ジョー ボーテ)
3_くっきり毛を強調するオリーブグレーの眉マスカラ。
■ケイト 3D アイブロウカラー GY-1 \850(カネボウ化粧品)
Q.自眉がしっかりめでボサボサなのが悩み
A.透明マスカラの後に冷風を当ててみよう
毛がボサボサだったり、向きが変だったりする場合は、透明マスカラを薄く塗ってから、スクリューブラシで目指す毛流れに沿って押さえ、冷風を当てて固定する。
Q.薄眉で毛並みを感じずベタッとして見えます
A.アイライナーで3本くらい描いておけばごまかせる!
くっきり色づくペンシルアイライナーで眉頭に毛を生やすように足せば、毛流れが感じられて、フサフサ眉を演出できる。たくさん足すと眉頭だけ濃くなって不自然な仕上がりになるので、3本ほど描けばOK。
Q.夕方になると皮脂で眉がドロドロ……
A.眉を描く前に必ず粉で押さえておこう
眉の中は意外に皮脂分泌が多いので、眉を描く前にテカリをおさえるフェイスパウダーを入れ込んでおく。仕上げに薄く重ねれば、よりサラサラをキープできる。
レディースMe 編集部
「雑誌掲載歴・専門家の高評価・話題性の高さ」のある、確かなブランドだけを掲載しています。
ランキングは、当サイト内で実施したアンケートを集計し再掲載したものです。
【公式】ピンタレスト | X | フェイスブック | インスタ