なんだか疲れて見える、老けたように感じる……。そんなふうに感じるベースメイクを見直して。
特にファンデーションの選び方や塗り方を見直すことで、生き生きとしたきれいな肌になれるはず!
岡田・いずみさん
ベースメイクの主役はファンデーション。最近のものは多くが、40代の肌にうれしい程よいカバー力を備えています。テクニック不要できれいな肌にできるのでは? と思いがちですが――。
また、ファンデーションでカバーできないしみや色むらのカバー方法や、肌をきれいに見せるチークの色選びや塗り方も伺いました。「40代の肌は雄弁です。生活や生き方が透けて見えてしまいます。トレンドを求めるよりも、自分自身を語るベースメイクを心がけてください」
薄く均一に塗れるので、下地など、ぴたっと密着させたい時に。
艶が出て程よい厚みに仕上がるので、ファンデーションを塗る時に。
目のまわりなど細かい箇所は薬指。コンシーラーは肌にフィックスするように、とんとんと置く感じにカバー。クッションファンデーションやチークなど広範囲には中指で。
40代が目指したいベースメークの仕上りは、しなやかで優しさを感じさせる“たおやかな肌”と岡田さん。厚く塗る部分、ぼかす部分と、めりはりのある塗り方を心がけて。
下地は薄くぴたっと肌に密着させるためにスポンジで塗ります。肌色に自然になじみ、きれいに見せる薄いベージュやピンク、オレンジカラーを選び、顔の中心から外に向けて顔全体にのばします。規定量を半分ずつ左右の頬に分けて置き、のばすとむらなく塗れます。
ファンデーション(リキッド、クリーム、クッションタイプ)は、塗っていないような自然な仕上りにするために、顔の中心部にだけブラシで塗ります。左右の頬3か所に薬指でぽんぽんと置きます(クッションタイプは中指をスポンジ面に当て、頬につけます)。
上の写真にある逆三角形の範囲に、内側から外側に向けてブラシでのばします(下の写真)。ファンデーションと下地の境界線は自然になじませて。目の際、鼻のまわり、小鼻など塗り残しがちな部分は薬指でとんとんとなじませます。
頬の高い部分は、しみや色むらなどの悩みが集中する部分。この部分だけパウダーファンデーションでカバーします。スポンジで軽く滑らせるようにすっと塗るのがポイント。パウダーファンデーションの境界線は、ファンデーションのついていないスポンジ面でぼかしましょう。くすみがちな小鼻もカバーして(下の写真)。
40代の肌に、生き生きとした立体感を生むのは艶。眉の上、まぶたの中央、?骨の上、鼻のトップ、上唇の中央の上にジェルタイプのハイライトをブラシで塗ります。広範囲に塗ると皮脂が浮いて見えるので注意!
カバーしきれない濃いしみには、コンシーラーを薬指でとんとんと置くように塗るのがこつです。目の下の濃いくまも同様です。
今年は程よいカバー力で40代が使いやすいファンデーションがたくさん登場しています。しなやかで優しさを感じさせる肌作りにおすすめの製品をピックアップ!
メイクアップアーティストRUMIKOが、クリエーティブディレクターを務める新ブランドから。程よいカバー力がありながら“透き通る感”仕上げに。
■ロングラスティング リキッドファンデーション(全10色 SPF22PA++ 30ml 9,000円) / プロ並みの仕上りに。ファンデーションブラシ(5,500円)共にアンプリチュード
1.自然な艶を与え、気になる肌トラブルを目立たなくします。
トレースレス タッチ ファンデーション SPF45 サテンマット クッション コンパクト(全8色 SPF45 PA++++ 9,600円)トムフォード ビューティ
2.潤いで満たし、しっとりつやめく肌へ。こくのある美容液のような使用感。
クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ(全6色 SPF25 PA+++ 9,000円)資生堂インターナショナル
3.光をコントロールし、肌そのものをきれいに見せ、肌の疲れやくすみをカバー。潤いを閉じ込めたようなしっとり肌へ。スポンジも気持ちいい。
ヴィタルミエール グロウ(全6色 SPF15 6,900円)シャネル
1.ファンデーションをつけてから、時間の経過で艶感が変わる人気の製品が、スキンケア成分を備えて新登場。
エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション(全7色 30g 10,000円)SUQQU
2.重ね塗りすることで透明感や美しさを出す、美術品の仕上げ技術「グレイジング」発想のファンデーション。カバー力と透明感を両立。
スキングレイジング ファンデーション(全6色 SPF25 PA+++ 30g 6,000円)アルビオン
肌にのばすとパウダーに変化して、ふんわりとした軽やかなマット肌へ。メイク直しにも便利。
■アンクル ド ポー オールアワーズ スティック(全5色 6,500円)イヴ・サンローラン・ボーテ
1.肌をきれいに見せる光だけを透過させ、肌に溶け込むようになじんで、透明感とカバー力を実現。
ザ パウダーファンデーション(全7色 SPF20 PA++ 5,000円)コスメデコルテ
2.伸縮性の高いスポーツウェアからヒントを得、肌の動きに密着して、長時間マットな美しさを持続。
ランジュリー ド ポー コンパクト マット アライブ(全3色 SPF15 7,500円)ゲラン
40代のベースメイクはチークで完成。血色感や透明感、そして張り感を与えて肌をきれいに見せてくれる大切なアイテム。ポイントを知れば簡単です!
リキッドハイライトで艶をプラスすることで、肌に張り感を出します。塗る場所は目の下。黒目より少し大きい円を描くように、スポンジでスタンプを押すように塗ります。
〈左〉ソフトな肌当りや形、弾力にこだわった、クリームチーク用のスポンジ。
■キッカ パーフェクト チークスポンジ(2個入り 1,000円)カネボウ化粧品
〈右〉みずみずしい艶と輝きに加え、張り感もプラスする、ミネラル リキッド ハイライター。
■ベアプロ グロ ーハイライター(ジョイ 14ml 3,800円)ベアミネラル
チークは、血色感をプラスして顔色をよく見せるだけでなく、肌の透明感も引き出し、きれいに見せる効果もあります。肌色を選ばない色は、コーラルやコーラルレッド。パウダーチーク(上の写真)は、小鼻の横から頬骨にそってこめかみにふわっと塗ります。
クリームチーク(下の写真)は、中指の第1関節までを使って、パウダーチークと同じ場所にとんとんと置くように塗ります。仕上りの色を見ながら重ね塗りしても構いません。
〈下〉顔だちを美しく見せるチーク、ハイライト、シェードをセット。
■ルナソル モデリングフェース コンパクト(5,000円)
パウダータイプとクリームタイプから、肌そのものをきれいに見せるチークカラーを選びました。
ナチュラルできれいな肌印象へ
メイクの色を選ばないコーラルピンク。ドライで使うとふんわりと肌になじみ、付属のブラシに水を含ませて使うと、クリアで艶のある発色に。
■ブラッシュクチュール(7 6,000円)イヴ・サンローラン・ボーテ
ばら色の頬に
触れるとクリームのようななめらかさ。クリーミーなテクスチャーで、ばら色の頬へと彩ります。
■ディオール スキンルージュ ブラッシュ(361 5,700円)パルファン・クリスチャン・ディオール
健康的なピーチカラー
透明感あふれるフレッシュな発色でヘルシーな肌へ。保湿力と密着力に優れたパウダーで、美しさが持続します。
■ブラッシュ カラー インフュージョン(ピーチ 3,200円)ローラメルシエジャパン
愛に満ちた表情に
クリエーティブディレクター、RUMIKOの“愛にあふれた人こそが美しい”のメッセージをチークカラーに。3色混ぜて使用してもOK。
■アンプルラブ フォーチークス(7,800円)アンプリチュード
わき出るような血色感
ムースのようなテクスチャーで、肌の上でパウダーに変化。肌になじませやすく、自然な血色感が一日中持続。
■SHISEIDO ミニマリスト ホイップパウダーブラッシュ(01 4,000円)資生堂インターナショナル
レディースMe 編集部
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